お金集めが学校運営の基本

 授業料は、年間、一人の生徒につき60ドル。面白いのは、二人以上の場合は、ディスカウントがあって80ドルだということだ。この授業料は、四分割して支払うことも可能だ。
 施設使用関係の工学費用(Technology Fee)というのがあって、大体はコンピュータ関係だと思われるが、年間一人の生徒に対して、37ドルかかる。
 キャンプの費用として、110ドル。これも二人以上の場合は、180ドルでいいというディスカウントがある。
 文房具代としては、40ドルから50ドルほどかかり、これは学校で販売することはないので、地元の店で買うということになる。
 あと、宿題ノートがあり、これが一冊につき5ドル。
 数学の宿題ノートがあり、これは、教師から指示された生徒だけに限るが、一冊につき10ドルだ。
 政府の公立の学校は基本的に無料なのだが、実際には、財政的にそれで十分というわけではない。
 従って、資金繰りに苦慮するということになる。
 ところで少し驚いたことに、この授業料も、保護者が払いませんと言えば、払わなくても済む性格のものだと校長代理は述べた。
 法律上は、それ以上、学校として何もできないと言うのだ。