いよいよボートクルージングが始まる

 フェリーの時間になるまで、海辺でくつろいでサンドイッチを作ってパクついていたら、移民してきたキーウィと話になった。
 ゴルフは安いし、天候はいいし、ニュージーランドが気に入っているという。彼との話に夢中になっていたら、フェリーの出発時刻近くになっている。慌てて話を切り上げて、走ってフェリーに乗り込んだ。
 われわれ以外には女性二人の客しかいないようだ。
 軽快に出発し岸辺から離れて進んで、写真撮影をしていると、船の後部から煙が出ている。どうやらエンジンが不調らしい。君たち泳げるなんて冗談を言っている。船長かつガイドの男性が、エンジンのチェックして再度出発する。
 シェイクスピアの崖やカテドラルコーブを沖から眺める。この辺の岸壁は、大昔の噴火の溶岩が流れ出してできたものらしい。言われてみれば、そんな気もする。
 カテドラルコーブに着けているカヤックなども見える。
 ここはマリーンリザーブだから、魚介類を絶対に採ってはいけない。マリーンリザーブにもかかわらず、標識を見ないで知らなかった観光客がマリーンリザーブで釣りをして、大きなスナッパーを釣り上げ、おまけに写真まで撮影したという話を船長がしている。罰金を採られたかどうかは知らないがという落ちまでついていた。
 釣りをやるなら、マリーンリザーブぎりぎりをねらうのも一考だと言っていた。
 船長の親戚は、ここいらで宿もやっているようだ。
 コロマンデルは、長く滞在し、アクティビティをしないといけない。長期滞在するのがお薦めだ。
 コロマンデルは、数日ではもったいない。