ラッフルズプレイスからシティホールまで歩く

 ラッフルズプレイス*1(Raffles Place)からシティホール(City Hall)を歩く定番コースがある。
 このウォーキングコースを歩いてみることにした。
 ラッフルズプレイスのMRT駅を降りて、Change Alleyを通り、クリフォード桟橋(Clifford Pier)*2、そして素晴らしい建造物であるフラトンホテル(Fullerton Hotel)を見る。
 そしてマリーナベイ(Marina Bay)にあるマーライオン(Merlion statues)を見て、気持ちのいいアンダーソン橋(Anderson Bridge)を渡る*3
 シンガポールクリケットクラブ(Singapore Cricket Club)や、旧国会議事堂(Old Parliament House)や、ラッフル像をながめて、エスプラナード公園(Esplanade Park)で、リンボセンメモリアル(Lim Bo Seng Memorial)を見て*4、インドナショナルアーミーモニュメント(Indian National Army Monument)と、記念碑(Cenotaph)を見ると、先ほど訪れた市民戦争メモリアルがすぐ眼の前だ。
 シンガポールリクレーションクラブ(Singapore Recreational Club)の前を通れば、シティホールのMRTはすぐそこだ。
 今日は、休みのせいで試合帰りか、十代のジャージを来たシンガポール人が、シティホール駅に向かっている姿を多く見かけた。
 ラッフルズプレイスからシティホールまでは、日本の東京、有楽町と、横浜を合わせたような景観だが、日本よりも景色が美しく、ずっと歩きやすいし、イギリス風の建物が多い。
 Lim Bo Sengなど、反日闘争家の碑などもあって、歴史も学べる。
 今回は歩かなかったが、シティホール駅でMRTに乗らずに、スタンフォード道路(Stamford Road)から、セントアンドリュース道路(St. Andrew’s Road)から、1826年に建てられたビクトリア劇場とコンサートホール(Victoria Theatre & Concert Hall)に向かって、アジアンシビライゼーション博物館(Asian Civilization Museum)を見て、ボートキー(Boat Quay)から、素晴らしいフラトンホテルに戻り、ラッフルズプレイスに戻るコースもある。
 このウォーキングツアーの一つだけ問題をあげるとすると、シンガポールはどこでもそうだが、大いに汗をかくということだ。
 だから、この手のウォーキングツアーには飲み物を持参するといい。

*1:初代総督のラッフルズの名前のついた建物や地名はあちこちにある。このラッフルズプレイスは、ラッフルズが上陸した地点という意味からつけられた。

*2:クリフォード桟橋は、1933年に作られた歴史的な埠頭。

*3:アンダーソン橋は1910年に交通量の増大に対処するために建設された橋。

*4:Lim Bo Sengは、抗日の英雄である林謀盛のこと。抗日の英雄である林謀盛については、陸培春氏の「観光コースでない マレーシア・シンガポール」に詳しい。