"sexually explicit e-mail"とは、「性的にどぎつい電子メール」のこと

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 Florida選出のMark Foley議員が先週の金曜日、議員を辞任(resignation)することになった。
この事件を9月29日のNightlineでも報じていたが、行方不明の子どもたちや食い物にされる子どもたちを救う議長の立場であり、ポルノから子どもたちを守るべき立場の政治家が、16、17歳の高校生・青少年に「不適切な接触」(inappropriate contact)、すなわち今回の場合、「性的にあからさまな電子メール」( sexually explicit e-mail)を送りつけていたのだから事態は深刻だ。マーク・フォーリーは、モニカ・ルインスキー問題で、クリントン大統領に対する批判も展開したという。
 inappropriate contact(「不適切な接触」)とは、いわゆる婉曲表現(euphemism)に他ならず、より正確にはsexually explicit email)「性的にあからさまでどぎつい電子メール」)ということになる。explicitとは、「あからさまな」「露骨な」「どぎつい」という意味で、たとえばsexually explicit scenes in films(「映画の中で性的に露骨な場面」)というように用いる。今回の事件では、Mark FoleyがMaf54というハンドルネーム(screen name)で、やりとりしたものが、その具体的内容となる。
 今回の事件はABC Newsの調査により発覚したものだが、社会的地位が高いとされる議員(lawmakers)が全く信用ならず、社会勉強にと「議員付添人」(House pages)として国会に預けても、全く子どもが守れないという、いわば権威失墜の事態に全米が当惑している。今回の事件は、まさに「権力の悪用」(abuse of power)に他ならない。
 共和党のトップが全く知らなかったわけではないことから、いつ頃誰がこの問題を知ったのか、どのように対処したのかが引き続き問題にされている。
 当然、今後予定されている11月の中間選挙結果にも響くと予想されている。