Crosby, Stills, Nash & Youngの4 Way Street

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4 Way Street

 高校時代に何度も聴いたライブアルバムはCrosby, Stills, Nash & Youngの4 Way Street(1971)だ。
 CSNYの演奏によるNeil YoungのOn the Way Homeに歓喜し、それ以上にNeil Youngのソロで演じるCowgirl In the Sandと Don’t Let It Bring You Downに圧倒された。
 それは、Everybody Knows This Is NowhereのエレクトリックヴァージョンのCowgirl In the SandとAfter the Gold RushのDon’t Let It Bring You Downと、ライブでのアコースティックヴァージョンがあまりにも違っていて、あえていえばメタモルフォーゼ(変身)していて、どちらもよいどころか、さらに良くなっているように感じたからである。
 その後、海賊版で聞くことのできたThe Loner/ Cinnamon Girl/ Down By the Riverのメドレーが、最近のCDではボーナストラックスとして聞くことができる*1
 アコースティックなのに、十分にロックしている(rocks plenty)演奏は、なんとも素晴らしい。
 ケント州立大学の発砲事件を扱ったOhioを演奏しているロックセットも好きだが、ジャム演奏的なパフォーマンスはナルシズムのところがあり、技術的にそれほど高いわけではないからだと思うが、The New Rolling Stone Record Guideの評価は二つ星だった。
 あえていえば下手ウマの極地かもしれないけれど、今聞いても好きなのは、当時わたしが熱烈なファンだったからだろう。Find the Cost Of Freedomなど、70年代当時の時代状況をこのアルバムから垣間見れた気がしたのだ。

*1:最近はYoutubeへの動画のアップもある。https://www.youtube.com/watch?v=LoHKV3ArLls