消費税は上げるのか否か、明確な争点にすべきだ

 昨日も引用させてもらった永六輔氏の無名人語録(278)からだが、日本の政治や安倍内閣について次のように書かれている。

 日本の政治っていうか、安倍内閣ってさ、ゴチャゴチャというか、グズグズというか、ネチョネチョというか、ベチョベチョというか。
 ……そう思いませんか、日本の政治ってさ、うまく言えないけどさ

 7月12日の朝日新聞によると、安倍首相は、5日に「消費税を上げないとは一言も言ってない」と強調したにもかかわらず、6日には、「(消費税を上げないことも)十分に可能性がある」と発言。その後も、据え置きをにおわせるような発言と続けているという。
 高田渡の「値上げ」は、政治のいい加減さ、ご都合主義、インチキさを唄っているのだが、これは、日本語の責任というよりも、日本語の使い手の問題だ。同時に、そうしたいい加減な使い手の存在を許容している側の問題でもある。
 今度の参議院選挙でも、消費税を上げるのか否か、明確な争点にすべきだと、国民が主張すべきだ。
 でないと、消費税の「値上げ」に踏み切られても仕方がない。