三種類の風呂の向こうには、垢すりをやってもらえる部屋もあり、垢すりが20元（340円）だという。私のように中国が初めての訪問客にとって、この辺の金銭感覚がよくわからないものの、人件費がべらぼうに高い日本から来た日本人にとって、20元は安い。日本人観光客相手の商売なら、こちら中国で1時間のマッサージで200元などはざらだから、いわばこれはボッタクリでない値段なのだろう。なんとしても、ここ湯崗子温泉はロシア人相手の相場になっている。それでも、相対的なもので、金持ち相手の商売に変わりはなく、現地の相場からすれば、20元でも十分な値段であるに違いない。
いずれにせよ、中国の人件費、労働力の値段は安いということだ。
