桑田佳祐の弾き語り生歌を聞いてみた

孤独の太陽

 サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」は衝撃的だったが*1Southern All Starsで私が買ったアルバムはほとんどない。これはBeatlesと同じで、ラジオなどでガンガンかかっていたからで、買う必要性を感じなかったというところか。家にあったLPアルバムでは、1981年のステレオ太陽族や1982年のNUDE MANを比較的よく聞いた覚えがあるが*2、どんな曲が入っていたのかよく思い出せない。Beatlesサザンオールスターズは、空気のような存在で、意識しなくてもまわりにあった。それがポピュラーということなのだろう。
 CDの時代になってからは、1990年のSOUTHERN ALL STARSを試しに買ってみたものの、これには感心しなかったが、ソロアルバム「孤独の太陽」(1994)は結構よかった。「孤独の太陽」は、よく聞いたし、どんな曲が入っているのか比較的記憶に残っている。
 その桑田佳祐が遊び心からか、アコースティックギターでやっている弾き語り生歌というものがある。俺はこれをYouTubeで初めて知った*3。自分の持ち歌はもちろん、いわゆるヒット曲もやっている。あれこれ聞いてみて、自分の曲では、といってもどれが持ち歌なのか、先ほど書いたような事情でよくわからないところもあるのだが、「真夏の果実」(1990)、「祭りのあと」(1994)などがよかった。ヒット曲では、「夜空のムコウ」(1998)、「さらば恋人」(1971)、「恋のバカンス」(1963)なんかが良かった。
 「孤独の太陽」(は、桑田佳祐の母親が亡くなった頃の作品だということを初めて知った。

*1:勝手にシンドバッド」は1978年の作品。大学入試がうまくいかず、俺が浪人中のヒット曲だったと思う。

*2:メディアはカセットテープだったと思うが、はじめての外国滞在であるアメリカ合州国に、志ん生の落語などと一緒にもっていって、よく聞いた記憶がある。

*3:桑田佳祐の弾き語り生歌は、東京FM放送で「やさしい夜遊び」という番組中にやっているもののようだ。