平良とみさん扮するおばあと登川誠仁さん扮するおじぃが登場する映画「ナビィの恋」を見た。
先祖や家族を大事にする沖縄文化は、台湾・中国文化やマオリ文化と共通なものを感じさせる。
「ナビィの恋」の映画の中で扱われている沖縄民謡「19の春」がいい。
沖縄音楽はもとより、カルメンやアイリッシュ音楽も登場し、音楽性が豊かな映画だ。
性的にもおおらかな文化性を感じて、ユーモアあふれる。この点では、とくに登川誠仁氏がいい。
この映画の中の沖縄方言を聞くと、いわゆる同化政策の中で、弾圧を受けた言語は少なくないとあらためて認識する。
1999年の作品。