「制御」されているのか、「制御」されていないのか

amamu2013-09-14

 汚染水の「制御」はどうなっているのか。
 状況はコントロールされている、汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の「0.3平方キロメートル範囲内」で完全に「ブロックされている」と安倍首相は発言されたが、東電フェローの山下氏は、首相の発言のいきさつはわからないが、予測されているリスクについてはコントロールされている。ただ、想定を超えてしまうことが起きているのは事実。「今の状態はコントロールできていないと考えている」と、13日に福島県内で開かれた民主党の会議で発言されたと報道している。

 9月14日の朝日新聞の朝刊は次のように伝えている。

 東京電力福島第一原発放射能汚染水漏れ問題で東電の山下和彦フェロー(技術顧問)は13日、「今の状態はコントロールできていないと考えている」と述べた。安倍晋三首相は7日の東京五輪誘致演説で「コントロールされている」と発言したが、その後も汚染水の海洋流出が相次いで発覚しており、本当に制御できているのかで迷走している。

 1カ月以上も前の8月8日の朝日新聞は、「海に汚染水1日300トン」「政府の原子力災害対策本部は7日、1日あたり推定300トンの地下水が放射性物質で汚染され、海に流出しているとの試算を明らかにした」と報じていた。
 汚染水は、「制御」されているのか、「制御」されていないのか。
 かなり前から、あれこれ報道されているが、情報不足と自分の不勉強で、よくわからない。
 国会での討論も、まだである。問題の重大性にもかかわらず、対応はにぶく遅い。