「安保法案反対、全国で一斉抗議 国会前でも廃案訴え」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2015年8月30日19時59分)より。

 参院で審議中の安全保障関連法案に反対する市民による抗議行動が30日、東京・永田町の国会議事堂前や周辺を埋めた。主催者発表によると、参加者は12万人で、安保法案をめぐる抗議行動では最大。参加者が歩道からあふれて、警察側が車道を開放した。市民らは国会議事堂を真正面に見据えた車道に帯のように広がり、雨の中、「戦争法案廃案」「安倍政権退陣」と叫び続けた。

 国会だけでなく、霞が関や日比谷周辺まで、プラカードやのぼりを持った人たちであふれた。警察関係者によると、国会周辺だけで参加者は約3万3千人。

 主催したのは、平和運動を続けてきた市民らでつくる「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」。5月に立ち上がった都内の大学生らがつくる「SEALDs(シールズ)」のほか、大学教授や研究者らの「学者の会」、子育て世代の「安保関連法案に反対するママの会」など、この夏に次々と出来た団体が加わり、ともに声を上げた。各地から大型バスを仕立てて参加した人たちもいた。

 民主、共産、社民、生活の野党党首や、音楽家坂本龍一氏もスピーチに立った。

 SEALDsの中心メンバーで明治学院大の奥田愛基さん(23)は「国会前の車道を埋め尽くして人々が声を出している。怒りであり、叫びです。憲法を守った方がいいっておかしな主張ですか」と声を上げると、歓声が上がった。

 抗議やデモは北海道、名古屋、大阪、福岡、沖縄など全国各地で行われ、主催者の集計によれば、少なくとも全国約350カ所に及んだ。時間をあわせて「法案絶対反対」などのコールを同時に上げたところもあった。

 安倍政権は9月27日までの今国会会期中に、安保関連法案を成立させる考えだ。現時点では11日までの成立をめざすが、答弁の混乱などで審議が遅れており、ずれこむ可能性もある。(市川美亜子)