集中してスキーをやりたい

amamu2018-01-21

 ここ数年、仕事が忙しく、スキーに来れなかった*1
 スキー技術は相変わらず初心者のままだけれど、自然の遊びは好きだ。スキーは雪という自然の中で、滑ることに集中し夢中になれるスポーツだ。おかしな見方になるけれど、スキーは、雪の中での遊びに大人が夢中になっても、変な目で見られないスポーツである*2。おそらく、自然や山に対する畏敬の念が土台にあるからだろう。こうしてスキーは好きなのだけれど、仕事が忙しくて、さらに言えば、自然が遠くて、なかなか出かけられなかった。
 今回久しぶりにスキーに出かけることができて単純に嬉しい。


 朝6時台の新幹線で長野まで行く*3
 長野駅のコーヒーショップで軽い朝食をとる。このコーヒーショップの客の中には外国人スキーヤー、外国人ファミリーもいる。
 長野駅から志賀高原行きのバスに乗る。ここでも外国人グループが目立っていた。車のない彼らはバス利用となるのだろう。9時出発予定が、少し早めの出発。
 志賀高原一の瀬で降りる。
 宿にチェックインして、午前中は11時半から1時まで、食事休憩をとって午後は2時から3時半まで滑る。
  4人乗りリフトで偶然一緒になった髭ズラの外国人スキーヤーに、リフトに乗っている間ふたりだけでずっと黙っているのも変だから*4、「どちらから来られたのですか」と、まず日本語で話しかけた。すると、英語で、「すみません、なんと仰いましたか」というので、すぐに英語に切りかえた。香港に4年住んでいるフランス人だった*5。日本に来るのは7回目だそうだ。今回は2日間東京にいて、今朝志賀高原に着いたとのことだった。あと2日間滑って、東京経由で香港に帰るという。日本は寿司、ラーメンと食べ物が美味しいと言うので、俺は「フランスワインもね、ボルドーブルゴーニュ。そしてシャンパーニュ」と切り返した。リフトを降りる前に「楽しんでね」と言うと、「あなたもね」と言って、別れた。
 スキーはインターナショナル。共通性・普遍性がある。
 言いたいことは、スキーはスキー。どこでも同じということだ*6。雪の状態、雪質には個別性もあるだろうが、雪は雪だ。そしてスキーブーツにスキー板。そしてリフト。スキーヤーは同じ言語を喋る。スキーはスキーヤーにとって共通言語だとあらためて思った。
夕方は、早めに切り上げて、風呂に入る。何より風呂がごちそうだ。

*1:前回は2014年3月越後湯沢だったから約4年ぶりになる。それが12回目だったから今回13回目となる。

*2:この点、自転車なんかのほうがモノ好きと見られるのではないか。最近はスポーツバイシクルがポピュラーになってきてはいるけれど、スキーよりはモノ好きと思われる気がする。

*3:今回は単独行動である。

*4:こうしたときの「沈黙」について日本人は一般に沈黙に耐えられるが、外国人の場合、沈黙に耐えられない人が多いだろう。とくにアメリカ人の場合沈黙に耐えられないタイプが多いように思う。本ブログでもかつて「沈黙に耐えられないアメリカ人」として書いたことがある。

*5:香港はこの時期休みの時期のようだ。

*6:俺が最初にスキーらしきものをしたのは、アメリカ合州国コロラド州だった。その後はすべて日本。だから海外でスキーをしたことはなく、海外でのスキーに憧れもある。海外でのスキーはしてみたいことの筆頭であるが、そのためにはスキー技術の向上が必要不可欠だ。それは別にして、体験から言っていることではないけれど、雪質は違うだろうが、世界のどこでもスキーはスキーだと思う。