以下、朝日新聞デジタル版(2018年10月22日19時25分)から。
(サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑をめぐり)サウジ政府による、計画的、組織的殺害だったという疑惑も取りざたされている。これがもし事実だとすれば、前代未聞の国際的な重大犯罪だ。今、サウジ政府が認めている範囲でも、政権や体制に批判的な人物を、外国から強制的に自国に連れ戻そうとすること自体大問題だ。しかも、サウジ政府は国際的な批判が高まり、一転して、サウジ側の関与を認めたわけで、こうした態度自体は厳しく批判されるべきだと思う。日本政府の「事態の推移を注視していきたい」という姿勢は、極めて不十分ではないか。日本政府もサウジ政府に対して、真相の究明を厳しく要求するべきだと思う。(22日、記者会見で)