以下、朝日新聞デジタル版(2018年11月11日01時50分)から。
サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件で、トルコのエルドアン大統領は10日、現場の音声記録をサウジのほか、米英独仏に提供したと明らかにした。各国の「証拠」の共有を公表することで、サウジ側にさらなる圧力をかけた形だ。
トルコ紙などによると、エルドアン氏は10日の演説で、5カ国に音声記録を渡したと表明。「(各国は)会話を聞いたから、知っている」と話した。エルドアン氏は音声の内容や入手方法には触れなかった。
カショギ氏の殺害や遺体を処理した際の音声はこれまで、トルコメディアなどが報じてきたが、トルコ当局が存在を明らかにしたのは初めてとみられる。
(後略)
(イスタンブール=其山史晃)