「沖縄知事「遺憾」、法的措置を検討 辺野古に土砂投入へ」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年12月3日21時29分)から。

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、政府は3日、辺野古沿岸部への土砂投入を14日に始めると県に通知し、民間の桟橋から土砂の搬出も始めた。玉城デニー知事は「甚だ遺憾」と述べ、県の規則や条例違反があるとして、政府などに作業の停止を求め、法的措置を検討する考えを示した。

 土砂搬出が始まった名護市安和の琉球セメントの桟橋は、最近建設されたばかり。県によると、工事完了届が出ておらず、県の規則に反し違法だと同社に通知。すぐに使用をやめるよう求め、立ち入り検査をする。また土砂を保管する場は、県条例に基づく届け出がされていないとして指導する。県はこれらの点について同社に問い合わせていたが、回答がなかったという。

 辺野古をめぐっては、県と政府が先月28日まで1カ月にわたる集中協議を実施。玉城氏も安倍晋三首相と2度会談したが、平行線のままだった。玉城氏は記者団に「総理は『沖縄に寄り添う』と発言している。協議の直後に、このような対応が行われたことは本当に残念」と話した。

(後略)

(山下龍一)