「ミャンマーで最大規模の抗議デモ 軍はネット遮断命じる」

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以下、朝日新聞デジタル版(2021/2/6 22:33)から。

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンで6日、クーデターで権力を掌握した国軍に抗議するデモがあった。参加者は3千人規模に達し、1日のクーデター後、最大の抗議行動となった。職務を放棄する「不服従運動」なども広がっており、軍は6日午前、市民らの情報共有を防ぐために通信各社にインターネット回線の遮断を命じた。

 参加者の多くは若者や労働者で、政権を覆された国民民主連盟(NLD)のシンボルカラーの赤の服などに身を包み、「独裁は失敗しなければならない」と叫びながらヤンゴンの中心部を行進。拘束されたアウンサンスーチー氏らの解放を求めた。付近の住民は拍手で迎えた。途中、道路を封鎖した警官隊とにらみ合う場面もあった。

 参加した製薬会社員の男性(22)は朝日新聞助手の取材に「独裁政権を次世代に引き継いではいけない。選挙で選ばれた政権が再び権力を握るまで、抗議をやめない。国際社会も支持してほしい」と話した。

 在ミャンマー日本大使館は6日、ほかにも複数の場所で抗議活動が起きる可能性があるとして、在留邦人に外出を控えるよう呼びかけた。

 クーデターの直後から市民は「不服従運動」のほか、家の前で鍋底をたたいて軍への抵抗を示していた。路上での抗議活動もしだいに増えており、現地メディアによると、第2の都市マンダレーでは5日までに抗議活動に参加した約30人が拘束されている。

(後略)

(バンコク=福山亜希)