サンフランシスコ

 ところで、サンフランシスコには、ゲイは本当に多い。日本では「ホモ」「おかま」と呼ばれるが、日本での扱いは不真面目だが、これと「ゲイ」とは全く違う印象がある。ひとつ言えることは、アメリカ合州国では、取り扱いが真面目なのだ。ひとつの政治勢力にもなっている。で、本当に愛し合っている*1。この前、Powell St.で、2人の男がキスをしていたし、夜も遅くなると、2人の男のカップルが目立つ。危険ということはないが、日本人男性が何も知らずに、サンフランシスコに来たら、かなり勘違いが起こるのではないか。
 先日、話しかけられた男、1時間くらい話をしたが、おそらくゲイだ。でなければ、物好きにアジア人の私に話しかけたりしないだろう。この男から聞いたのだが、バスは、1月16ドル(約3500円)というFAST PASS(定期券)がある。月の初めからでないとダメだが、釣りをやらない札はダメという規則は、オークランドでバスの運転手が襲われたからだという。
 Powell St.では、昼間と夕方に、2度ほど、女の子に話しかかられたことがある。昼間の方は、「日本から」と聞くので「そうだ」と答えると、「観光か」というので、「違う」と答えると、「じゃ、何だ」と言うので、「関係ないだろう」と答えると、「いいじゃない少しくらい」と、力づくで私を止めて話をしようとするので、それを振りほどいて無視して行くと、”Don’t you like girls?”(「女の子、好きじゃないの」)と、背後から声が聞えた。
 自立していれば危険ということはないけれど、もてるなどと思ってホイホイついて行くと面倒なことになるだろう。

*1:性的嗜好性」(sexual preference)といい、個人の嗜好性ということで、偏見を免れている度合いが日米間で違うということなのだろう。人権の問題でもある。