あれこれの授業

 授業は9時から「文法・作文」が始まる。
 作文では、文と文とをつなげる接続詞で苦労している。
 That is…「すなわち」とか、in fact「事実」という語句を、日本語で考えて、つなげてみるが、これがネイティブから見ると、まるで論理がつながっていないようだ。
 日本の文法教育では、細切れのフレーズの逐語訳だから、歯が立たない。文と文との流れに、発想の問題があり、そうした背後にある発想がつかめていないので、文をつくっても、文と文とがつながらない。思考の流れにならないのだ。これでは、幼児の段階に過ぎない。日本人は文法が強いというのは神話ではないのか。でも、勉強になる。
 現在は、コロン、セミコロン、ピリオドなどの、punctuation(句読点)の勉強をやっている。哲学的に考えれば結構面白いが、クラスメートは何でこんな勉強をするのかという顔をして、また、彼らは臆せず英語を話すので、授業がときに混乱するが、私なりに面白い。
 Readingは、みなさん早い。ざっと読んでざっとつかむのがとても上手だ。
私はダメで、先生が音読(read aloud)し、パラグラフごとに質問をして確かめていくが、読む速度(reading speed)がついていけない。
 Speakingは、さらに辛く、communication skillという授業があって、gameあり、dramaあり、discussionとして、みんなで話し合うのだが、自分には苦痛以外のなにものでもない。やったことのないことばかりなので疲れる。修行と思って楽しくやるしかない。