異文化に接したあとは、2通りの人間に分かれる

 お気に入りのスープ屋・サルマガンディ(Salmagundi) でスープを食べて、口座を閉じるためにBank of Americaに行く。日本に帰るので口座を閉じて下さいと言うと、担当の女性が優しく応対してくれる。感じのよい人だ。こういう人とは話をしても楽しい。慣れたキャッシュアドヴァンスで$400引き出す際に、上司にお伺いを立てるため身元確認で、少々手間取った。「学生だったの?アメリカはどう?」などと言うので、「好きでもあるし、嫌いでもある」と答えると、「どこが」と突っ込んでくるので、「危険だから。東京じゃ警察官でも1年間に3発しか発砲しない」などと楽しくお喋りをした。この情報は、テレビ番組blockbusterで仕入れていた。この銀行員さんは「この真珠、日本のよ。ミキモロ」(ミキモトの発音がこうなる)。「物価もここより(日本のほうが)安いでしょ」と言う。Traveler’s Checkを買いたいと言うと、当たり前だが、きちんと面倒を見てくれて「こちらの方がTCが欲しいんですって。日本からの方よ」と言ってくれる。
 日本人の名前の漢字については、何これという感じを受ける人が少なくないが、そのあとは2通りに分かれる。 面白いものが世の中にはあるものだという受け止めと、何なのこれという冷たい反応だ。
 実は昨日もお金を引き出したのだが、昨日の担当者は後者だった。