ユースホステルでのはずまない会話

 今夜は、バスでたまたま知り合いになり某新聞社に勤めることが決まった大学生の石川さんと同室することになった。6人部屋のHostelなので、こうして相部屋になることがある。
 ロビーにビールを持って行き、いろいろな話をすることとなった。
 ニューオリーンズの音楽は感心しないと私が言うと、「そうした、どジャズが好きなんだ」と切りかえされる。近くにアメリカ人の学生が来ると、「どうです、3人で話しませんか」と石川さんが言う。まるで英語の武者修行だ。石川さんは癖のある人物だが、なかなかの英語の使い手だった。アメリカ人男子学生はテキサスのエンジニア科で、さらにアメリカ人女性も入ってきて、バークレーの学生になりたいだの、車の話だの、つまらない話をしている。アメリカ人も話を合わせようとしないから、どうも噛み合わない。彼・彼女も、もう少し日本のことを聞くだとか、合わせてくれても良いのではないかと思う。そのうちアメリカ人同士のペースになってしまい、寝ることにした。
 Youth Hostel泊。