ウェアハウスで多少買い物をする

 さて、足元が濡れるだろうから、しっかりしたサンダルが欲しい。けれども今日はあいにく日曜日。普通の店はやっていない。観光案内所を出て、「サンダルが欲しいのだが」と、ある店で聞くと、でかいスーパーならやっていると教えてくれた。行ってみるとこれが安売り雑貨の最大チェーン店として有名なウェアハウスであった。
 中に入ると、たしかにバカでかい。ここで、Check Your Fly*1と印字してあるTシャツを一枚(9.99)と、中国製(Made in China)の桃色の帽子(8.99)をカゴに入れる。いずれもカッコのいいものではないが、格好を構っている場合でもない。特に日焼け防止のための帽子は必需品だ。それから日焼け止めクリーム(9.49)。それで、かかとをしっかりと止められるサンダルが欲しかったのだが、安売りの靴がたくさん置いてあるのに、男物のしっかりしたサンダルがない。店員に聞いても「午前中はセールで置いてあったんだけど」と、つれない返事。仕方がないので、テニスシューズのような白い靴(3.74ドル)を買うことにした。それから、水泳ができそうな膝までのカーキ色の短パンツ(14.99)。オールを漕ぐ手が心配なので、バンドエイド(4.49)。ついでに爪切り(nail clippers、4.95ドル)もカゴに入れてレジに向かう。レジ係は「あら、この運動靴安いわね」と驚いていたが、たしかに3.74ドルだから、日本円で262円。これは激安だ。これも中国製。中国製が市場を制覇していることがわかる。ところで、ニュージーランドでは、全部の商品に、GSTという税金が12.50%もかかっている。オーストラリアもそうだが、いわゆる消費税の内税システムなのである。この内税がなければ、この中国製品の元値はもっと安いのだろう。中国製品、恐るべしである。クレジットカードで支払いを済ませると、全部で56.64ドル、約3980円だった。

*1:Check Your Flyは、フライフィッシングのフライと、男性ズボンのチャックの両方の意味をかねている洒落だと思う。