ハミルトン湖を歩く

 観光案内所に行って散歩道で楽しいところを聞くと、ハミルトン湖とワイカト川をすすめられた。教わったとおり、午前中は、ハミルトン湖を歩いてみることにする。
 ハミルトン湖は町の中心から少しだけ歩いたところにある。マオリ語ではロトロア(Rotoroa)と呼ばれる。Rotoが「湖」という意味であることはすでに述べた。湖のまわりには住宅がたくさん建っているが、それでもなかなかいい散歩道が続く。家族連れで散歩をしている者もいる。野鳥も多く、餌をあげているカップルがいる。広々とした芝生でジョギングをしている若い女性たちもいる。ちょっかいを出されて湖上をずっと追いかけてる様子をみると、鴨というものは結構しつこく喧嘩をするのだということもロトロアを散歩してわかった。子ども連れの親子がたくさん遊んでいる場所があったが、ハミルトンは子育てにはいいところだ。湖を一周してみたが、ここが観光地でないことがよくわかる。湖のまわりに結構いい住宅が建ち並んでいる。けれども、ここには野鳥がたくさんいる。ロトロアの散歩は実に楽しかった。