ドラゴンボールZGT

ドラゴンボールZ

 昨日たまたま3チャンネルを見ていたら、鳥山明の「ドラゴンボールZGT」をやっていた。もちろんニュージーランドのテレビだから、イギリス語バージョンである。
 "Sticky TV"という子ども番組の中で放映していて、休憩時間になると若い男女の司会者が出てきては、10代の視聴者のハガキなどを紹介している。
 放映後、鳥山明氏のクレジットは出たけれど、話を土台にしているというような扱いだった。もちろん声優をはじめ、多くのスタッフは日本人ではない。
 「ドラゴンボールZ」は、子どもが小さい頃、付き合わされて映画館によく行った。
 夏休みなど上映時間が来るまで映画館の外の階段で待っているのだが、大体男の子とお母さんという組み合わせが多かった。入り口で、小さめのオモチャや下敷きなど、景品めいたものをもらった覚えがある。映画の内容で私の記憶にあるのは、ドラゴンボールの最初の一息抜ける冗談の場面までで、あとは暗い映画館という環境の中でぐっすりと眠ることができたから、肝心の格闘技の場面などは、「天下一武道会」というキーワードくらいしか、全くといっていいほど覚えていない。ドラゴンボールは、格闘場面とあの気が抜けるジョークと笑いがあってこそ、子どもに人気があるのだろう。
 ドラえもんをはじめとして日本のアニメは、東南アジアや世界に輸出されている。
 たしかフランスだったか、日本のアニメは子どもに人気があるけれど、暴力的で教育上よくないとかいう記事を、その昔読んだ記憶がある。往々にして、こういう反応は常にあるものだ。
 ただどちらかといえば格闘技があまり好きでない私の好みを言わせてもらえれば、手塚治虫氏や宮崎駿氏の作品の方が私の好みではある。
 宮崎駿氏の「となりのトトロ」などは、その昔、アメリカ合州国などでは、スーパーのレジの横で売っていた。イギリス語バージョンの「となりのトトロ」は私自身所有しているのだが、中国人からすると、例の猫バスが気持ち悪いという話をインターネット上で聞いたことがあるけれど、日本のアニメも世界に出れば、いろいろな反応があることだろう。