志緒野マリさんの「たった3カ月で英語の達人」を購入した。まだ全部読破していないけれど、これも面白そうだ。
志緒野さんの書かれていることは、「留学幻想を捨てろ」とか、「文法はやっぱり大事」とか、単語帳の作り方とか、これまであちこちで言われていることであるけれど、それが志緒野さんという一人の人格を通して、そして通訳ガイドという仕事を通じて書かれているので、すこぶる説得力があるし、面白い。
志緒野さんによれば、英語学習指南書をタイプ別に分けてみると、「英語専門家型」「学者型」「ビジネスマン型」「主婦型」「資格試験型」に分かれるという。
志緒野さんのタイプは、「資格試験型」である。
これを読んで、私のアプローチは、インプット重視型であり、資格試験無視型であると痛感した。なにかと志緒野さんとは異なるアプローチだ。
たとえば資格集中型である志緒野さんが「100メートル全力疾走型」であるとすれば、私の場合、「長距離マラソン型」といえる。
アウトプット重視型であり、資格試験重視型で、経済観念の発達した大阪人気質に裏打ちされた志緒野さんの体験から、私たちが学ぶことは少なくない。