20年前の1992年夏。
短期間だが、私は相棒と一緒にアメリカ合州国を旅していた。
ニューメキシコ州から、コロラド州・アリゾナ州をまわって、カリフォルニア州まで、レンタカーで約2000マイル(3200キロ)の旅で、全日程12日間、実質10日間のドライブであった。
その主な目的は、1990年より私はパソコン通信*1を開始し、交流していたアメリカ人教師たちを訪ねる旅だったが、同時にその頃、少しだけだがネイティブアメリカンのことも学びつつあり、そういう意味で、ほんの少しの経験だが、大自然や歴史も尋ねる旅でもあった。
時代は、いわばインターネットの黎明期を過ぎた頃であった。
1992年のパソコン通信の利用者は、150万人(1992年6月現在)と言われ、CD-ROMも一般にはまだよく知られていない時代で、CD-ROMドライブも見たことがなくCD-ROMが手鏡くらいにしか見えなかった時代のことだ。
以来、インターネットはごくごく普通のマルチメディアになってきている。
批判的に見ないといけないとはいえ、いまやwikipediaもある。
昔なら現地に行って、パンフレットをもらってこないと得られなかった情報に、批判的でなければならないとしても、ネット上で得るることが可能となった。
その一例を、以下、Black Hawkの例で見てみよう。
*1:1990年当時は電子メールが中心で、World Wide Webもまだまだ知られていなかった時代。