黒澤明監督の「静かなる決闘」(1949年)を初めて観た

静かなる決闘

 三船敏郎のキャスティングとしては、少しめずらしい配役。
 でも、そこは三船敏郎。単純な善人としては表現されていない。
 峯岸るい役の千石範子さんの演技が、なんといっても、素晴らしい。
 峯岸るいの成長がヒューマンドラマとして、丁寧に説得力をもって描かれている。
 涙なしで観ることはできない黒澤明監督の名作である。
脚本は、黒澤明谷口千吉
 黒澤監督が大映で製作した1949年公開作品。