「「政権に明確なノー」 玉城氏、改めて辺野古認めぬ姿勢」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年10月1日14時19分)から。

 沖縄県知事選で初当選した前衆院議員玉城(たまき)デニー氏(58)は1日、那覇市朝日新聞などの取材に応じ「辺野古について、県民は安倍政権に明確にノーだと言った」と述べ、米軍普天間飛行場宜野湾市)の名護市辺野古への移設を認めない姿勢を改めて鮮明にした。

 玉城氏は報道各社などを回った。地元紙・沖縄タイムスでのインタビューでは、移設を進める安倍政権が全面支援した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)に大勝したことについて「私は2009年に衆院議員に初当選をしてから辺野古反対。相手候補は辺野古問題に触れず、県民には不透明に見えた。そのことが逆に問題を争点化させた」と勝因を述べた。

 また、菅義偉官房長官らが応援に来て、辺野古移設に触れず、経済向上を中心に訴えたことについて「たびたび来て、圧力をかけ、耳に心地いいことを言い、問題である辺野古の是非は表に出さないというやり方に『我々を見くびっている』と憤りを感じた県民も少なくなかった」と話した。

 今後の県政運営に関しては、翁長雄志前知事の態勢を引き継ぐとし、富川盛武、謝花喜一郎両副知事を続投させる方針も明らかにした。(山下龍一)