日本は、経済一流、政治二流といわれた時代があったけれど、いまの政治状況は、二流ではない。
それ以下である。
憲法の精神にのっとり、国民の権利を守ることが政治と政治家の役目である。これが基本である。
にもかかわらず、国民の権利を考えるどころか、国民をだますことしか眼中にないということが、故安倍首相と統一協会の関係で露呈した。
たとえば映画「妖怪の孫」を見てほしい。
現政権与党は日米軍事同盟を土台にしてアメリカの言いなり。ウクライナ情勢も利用して、財源もない中、消費税増税を当て込み、 お金を国民の安全・安心・暮らしに使わず、軍事費に使うという相変わらずのアベコベ政治を続けている。
自公政権は全く信用できない。
むかし、経済一流、政治二流と言われた日本。すでに経済も二流以下となってしまった。
経済とは、経世済民 世をおさめ、民をすくうの意だと聞くが、自公政権とその補完勢力では国民の暮らしを守ることは期待できない。自公政権で、わたしたちの暮らしがよくなることはない。
国民の暮らしそっちのけの自公政権と自公政権の補完勢力といわれる維新や国民民主の候補者に票を投じることはできない。
さていよいよ統一地方選挙。
問われているのは、国民であり、県民であり、市民である。
たとえば、そのひとつ。神奈川県知事選。
立候補者は、4期目をめざす現職の黒岩祐治氏。黒岩氏は、自民党と公明党、国民民主党の県組織が推薦している。他に、共産党が推薦する岸牧子氏。政治家女子48党党首の大津綾香氏。加藤健一郎氏の四氏が立候補している。www.msn.com
以上のような記事がネットで流れていたので、何かと思って、文春オンラインをチェックしてみた。そして記事を斜め読みして絶句した。
というか、こんなものが暴露されて恥ずかしくないか。
これが事実だとすれば、これは自ら潔く立候補を取り下げるべき内容ではないのか。
黒岩氏は自身のブログで、「明日発売の週刊誌に、私の過去の男女関係に関する記事が掲載されます。12年前、急に立候補することとなった際、関係を清算しなくてはと、相手の女性と話し合いをいたしました。その後、女性は私の妻に手紙を送ってこられ、妻をも大変傷つけることとなりました。改めて相手の女性にお詫びしますとともに、自分の行いについて深く反省しております。今は選挙期間ですので、その結果を踏まえてですが、今後もしっかりと職責を果たしていく所存です。このような時期に、皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と述べて、記事そのものは否定はせず(できず)、県知事を続けたい希望と意志とをもっていることを表明した。
なるほど。たとえ本人がそうであったとしても、神奈川県知事候補者として氏を推薦している自民党・公明党、国民民主はどうするのか。
そして、神奈川県民はどうするのか。
日本は、政治もモラルも沈没し崩壊していくのか。
選挙民のまさに民度が問われている。