C級映画を見て、豪華な夕食を楽しむ

 クイーンモールのレストランで食事したり、フードコートで食事をしたり、まつりを見ていたりすると、すぐ時間がたってしまう。どこかに遠出しようと思ったが、天気も曇りがちなので止めにして、ホイトリージェント劇場(Hoyt’s Regent Theatre)という歴史のありそうな映画館で映画を見ることにした。映画は、エディマーフィーの「お化け屋敷」。ディズニーはたまにいいものをやることもあるが、これは下らないC級映画であった。それでもう夕方の5時。またパブに入って一杯ひっかけて、どこかで夕飯にしよう。
 今日はガイドブックを精読してレストランに行く。もともとブリズベンのレストランは結構チェックしていて、行くなら、ブリズベン川を見ながら、おいしい食事をと考えていた。ブリズベンで最高級と言われているレストランの一つマイケル(Michael)に行く。時間が早いようで、客はまだ少ない。私をサーブするインド系のウェイターのサービスは良さそうだ。オーストラリアのレストランはきどっていない。それでも、8時ごろからは、結構ドレッシーな人たちがレストランにあらわれる。まさか、一日35ドルの安宿に泊まっている奴が、こんな高級レストランに来ているとは誰も思うまいなんて、変なことを考えながら食事を楽しむ。
 まず、シャルドネの白ワインをたのみ、カキを半ダース。その後、サラダをたのんで、メインのビーフステーキ。そして肉に合う赤ワイン。デザートはもう入らないので、コーヒーにクッキー。これで、もうノックアウト!大満足である。値段もよくて、97.0ドル、大体7760円弱。それでもこれは全く惜しくない値段だ。日本のうな重や寿司もエライけど、こちらのビーフステーキもそれに負けないくらい、エライ!今夜は実に深い満足に満たされた夜であった。