今日は土曜日だから、釣り客が多いかと思ったら、15歳の青年と、ビル(仮名)という男性だけが泊まり客だった。
この釣り宿の施設は、食事をつくったり食べたりできて、そしてくつろげる大きな部屋がまずあり、そこにバンクベッドよりは数段ましな上下のベッドが二組、だから四人泊まれる部屋が、三つついている。
その建物の前に、シャワー、トイレ、ウェーダーなどを乾かす施設があるから、とても快適だ。
この15歳の少年と挨拶を交わした。彼の名前は、ニコラスといい、下の川に魚がたくさんいると私に教えてくれた。
「ウェーダーがないんだけど」と私が言うと、「ウェーダーなんか必要ないですよ。川辺から釣れば」と、彼は言った。
この少年は、3時間30分かけて、オークランドの北の方から来ているという。まだ自分では運転ができる年齢ではないので、今回は叔父さんに連れてきてもらっているという。
両親はゴルフが好きで、ジャック=ニコラウスにちなんで、名前をつけてもらったというが、本人はゴルフはやるけれど、ゴルフはあまり面白くないということで、彼の場合、もっぱらフライフィッシングだ。両親がやるわけではなく、テレビで見て興味をもち、5年前からフライフィッシングが好きになったという。
両親に連れてきてもらって、週末はほとんどフライフィッシングに来ているという。
ニュージーランドでは、フライフィッシングだとどこがいいのか聞いてみたら、ロトルア(Rotorua)、タウポ(Taupo)だろうという*1。
ただ、このハッピーバレーの川は最高だという。あと南島では、ファーリー(Farlie)がいいという。