少し大場谷地を散策したあと、八幡平を目指す前に、本日の宿泊地で八幡平アスピアキャンプ場にチェックイン。チェックインは13時だが、12時頃でも問題なかった。
ニュージーランドでよく使用したゴアライトを久しぶりに立てる。
テントの設営を終えて、昼食にする。田沢湖で仕入れたパンとチーズ。芸術村で仕入れたチキン。玉川温泉で仕入れたきゅうりとトマト、とうもろこしなどの野菜。持参したコーヒーなどで、充実したランチになった。
見渡すと、サイト内は、ファミリー用の大型テントを張りっぱなしで、どこかにお出かけ中のファミリーが3組ほど。ソロキャンプ用のテントがひとつ。そのテント近くに自転車がある。これはすごい。このアスピアのキャンプ地はどこのルートからも、高低さがあり、自転車の旅としては辛いものがあるからだ。
てっきり日本の若者かと思ったら、中高年で、日本人ではなかった。共同炊事場で夕食支度中のサイクリストに話しかけると、オランダ人男性で、7月中旬から北海道を皮切りに自転車旅行をしているという。9月まで京都も含めて日本旅行をするという。アイルランドを家族旅行した際にオランダ人女性のバックパッカーに出会ったことがあったが、オランダ人は旅好きのようだ。今回が初めて日本旅行で、それで自転車旅行だから、これはかなり挑戦的な生き方である。自転車旅行についていえば、前にも、カナダからアメリカ合州国、メキシコと自転車旅行をしたことがあるという。これもロッキー山脈を通ってということだから、これも凄い。ロッキーを旅したことは私もあるが、それは自動車旅行でのことだった。彼はドイツ系の会社に勤めていたが、仕事を辞めざるをえなく、まだ給料は出ているらしいが、それも来月打ち切りになるという。そうした状況も含めて、逞しく、チャレンジングであるという他ないのだが、一見するとただのおじさんにしか見えないところがまた凄い。
さて、テントも立てて、昼食も済ませたので、いよいよお目当ての八幡平のトレッキングに出かけることにしよう。