フランス人と映画「家族」を一緒に観る

家族

 今日ニコラとジャパンセンターで待ち合わせをして、お寿司をカウンターで食べた。日本酒を飲みながら、フランス人と寿司をつまむというのも面白いものだ。2月18日に旅立つというと、その前に、またパーティをやろうということになり、今日スーザンは試験勉強で来れなかったが、もしよければスーザンが旅先でのアメリカ人の友人を紹介してくれるという。旅先での知人は心強いものだが、どうしたものか。
 映画「家族」を観て、近所のバーでビールを飲んだ。
 春夏秋冬という日本人の季節感。冬が終われば春が来る。長い悲しみの先に、ほんのささやかな幸せがあるという表現が、日本的かもしれないと説明した。ニコラは、どうもピンとこないようだった。
 ニコラの父親はよく旅をしたそうで、その影響もあり、ニコラも旅好きになったようだ。教育は大事だとも言っていた。子どもの教育は、教育というより影響と言った方がよく、両親が何をしているかということが大事だと意気投合した。
 最近自分は問題意識の塊ということを過ぎて、旅立つ前の、ただ待っているだけの旅行者のようだ。地図ばかり眺めている。本も詰め込むために積んで置いてあるので、勉強の対象として映らない。もう日本に旅立っている気分なのかもしれない。
 ニコラも旅に出たいと言っていた。ニューオリーンズではマルディグラというお祭り(カーニバル)を2月の後半にやっているので、マルディグラを観ようと思う。ニコラも観るべきだと言っていた。