"Who Was Mark Twain"を読んだ

Who Was Mark Twain

 "Who Was..." seriesは、小学生向けだろうか。子ども向けの"Who Was..." seriesの"Who Was Mark Twain"を読んだ。
 "The Adventures of Tom Sawyer"は、Mark Twain(Samuel Langhorne Clemens)の子どものときの体験をもとに書いた作品。
 面白いアイデアやいたずらと人間の心理描写が満載の話だが、特に有名な場面は、フェンスのペンキ塗りの話だろう。
 「トムソーヤーの冒険」は、1874年から1875年にかけて書かれた。
 大ヒットした「トムソーヤーの冒険」に続いて、マーク・トウェインは1876年に"The Adventures of Huckleberry Finn"を書き始める。
 マーク・トウェインは、単なる面白おかしい少年の冒険話の続きではなく、ジムという黒人奴隷と一緒に行動させ、話をより深く、より社会的なものにした。
 人種問題や人種差別に向き合った作品である「ハックルベリーフィンの冒険」が多くの白人のアメリカ人にとって不快なものになるであろうことはマーク・トウェインは自覚していたが、「ハックルベリーフィンの冒険」を他人が好きになろうがなるまいが、マーク・トウェインは、このハック自身の声で語る物語が好きだった。
 実際、多くの批評家たちは「ハックルベリーフィンの冒険」を批難し、マサチューセッツのある図書館はこの本を禁止した。

 The older Mark Twain grew, the more critical he became. He spoke out against racism, injustice, and the government more than ever.(マーク・トウェインは年を重ねるごとにより批判的になっていった。かつてなく人種差別や不正義や政府に対して明確に発言した)

 
 マーク・トウェインのこうしたエピソードは、Howard Zinnの"A People's History of the United States"やその資料集ともいうべき"voices of a people's history of the United States"にある。たとえば、1906年3月12日の"Comments on the Moro Massacre"(Samuel Clemens)。
 また、YouTubeで、Mark Twain Documentaryを見ることができる。
http://www.youtube.com/watch?v=2KmAWObycDU