以下、毎日新聞(5/8(火) 6:45配信 )より。
北九州市で4月にあった前川喜平・前文部科学事務次官らの講演会の実行委員会メンバーで、司会を務めた村上聡子市議(52)=無所属=を脅迫する手紙やツイッター上の書き込みが相次いでいることが、関係者への取材で分かった。福岡県警八幡西署は脅迫容疑も念頭に捜査する方針。
関係者によると、先月14日の講演会直後から開催を批判したり村上氏を中傷したりするツイッター上の書き込みが殺到。同29日にはアニメのキャラクターがピストルを構えた漫画とともに「さとさと消す」との書き込みがあり、同署が事務所周辺を巡回していた。
今月2日には手紙2通が郵送され、封書には「さとこ終了」と記された香典袋のような紙切れが入っていた。もう1通のはがきには「死ね」「オマエの家族をのろってやる」などと赤字で記されていた。市議会事務局にも中傷電話が相次ぎ、1日平均3〜5件、多い日には約10件に上る。
前川氏の講演会を巡っては、北九州市教委が名義後援した一方、山口県下関市教委は同じ日に市内であった講演会の後援申請を断るなど対応が分かれた。村上氏は「講演会への不満が理由だろうが、匿名の脅迫は卑劣で許されない」と話した。村上氏は昨年1月の市議選で社民などの推薦を受けて出馬し初当選した。【西嶋正法】