文法の授業で学んだこと

 やっと半期が終了した。文法で習ったことは、句読点(punctuation)、接続詞(conjunction)、関係代名詞(Relative pronoun, Adverb Clause)、冠詞(Article)、時制(Verb Tense)と地味で基礎的なことばかりだが、どうしてどうして中々考えさせられるレクチャーだった。というのも、日本の英語教育では、これはこうなのだと、機械的に、あるいは事務的に習った事柄が、どうもそうではなさそうだとわかったからである。
 例えば、関係代名詞における非制限的用法と制限的用法は、かなり重要な概念であるということ。もちろん関係代名詞の制限的用法と非制限的用法については高校段階で習った。ただこれまで私は、この違いの重要性軽視していた。英語においてこの「制限」という概念はたいへん重要な概念である。
 時制も、中学校で教えるI work.とI’m working.これらは全く違う表現だということ。前者の現在形、I work.は、サイクル*1、つまり習慣であるということ。後者の現在進行形、I’m working.の方が、まさに「いま働いている」ことを表している。日本では、「現在形」の「概念」を混乱して教えていると思う。「完了形」も日本語にない概念なので、異文化コミュニケーションを体得していないと、概念がつかめないのではないか。教師がわかっていなければ、生徒にはうまく伝わらず、生徒は分からずじまいである。とにかく異文化コミュニケーションをくぐって初めて英文法の概念がつかめるように思う。繰り返しになるが、概念がつかめなければ、理解は不可能である。
 Reading、Pronunciationのクラスで学んだことはほとんどない。強いて言えば、アメリカ英語の発音であろうか。Little by littleなどのt soundは、d soundになるということ。waterがワーラー。これが「ラー」ではなく、「ダー」らしい。まぁ、どうでもいいことだが。発音はかなり改善されたと思うが、ただイントネーションがないと言われる。そのため私の発音は外国人にはわかりにくいようで、うまくコミュニケートできない。もっと抑揚をつける必要がある。
 Speakingは苦痛だが、クラスメートともなんとか仲良くやっているので、後半期は展望が持てそうだ。
 英語の論理とは何か、掴もうとしている今日この頃である。ロジックを英語に入れないと、コミュニケートできず、斬れない。What(何)を話すかが大事。
 Communication Skillの授業では沈黙を守っているので、先生に怒られている。今にみておれという気持ちで歯を食いしばっている状態である。
 最近、赤ワインとサラダを添えて、ステーキとハンバーグ料理ばかりをつくっている。

*1:現在形は、habitual、習貫的動作をあらわすことが基本。