バックパッカーズモーテルのパレスに戻る

 宿に戻る。前にも述べたように、今回泊まっているバックパッカーモーテルは、パレスという歴史的な建物で、たくさんの若者が泊まっている。英語を話す連中は、こうして世界をまわっているのだろう。日本の若者も、さらに世界をめざすべきだ。私の部屋はシングル部屋だが、独房のように狭い。それでも、プライバシーはある。タオルなどは一切でない。ただ洗濯ができるランドリーはあるし、トイレもバスも共用だけど、ちゃんと鍵がかかるので、個室と同じ。それで、おまけに地下には、バックパッカーが集まるので有名なパブまである。若いうちなら、仲のいい仲間とこんな環境で楽しめれば最高だろう。
 あちこち旅行するのがバックパッカーたる所以だから、ここブリズベンなら、ちょっと遠出して、フレイザー島なんかに行くのだろう。フレイザー島は有名な観光地である。フレイザー島は全部砂でできているのだが、大変きれいなところと言われている。宿代が高ければ、アクティビティにまわす金がなくなってしまう。パレスくらいの宿なら、一泊3000円を切るから、他にお金をまわせる。若いうちは、こうした宿で充分だ。
こんな独房のようなところに、私も1週間ほど泊まる予定である。
 宿の近くに、インターネットカフェがある。早速面接の約束を取りつけるために、クイーンズランド大学のTESOLの担当教授に電子メールを書くこととしよう。メールを済ませると、もう夕食時間である。今夜はピアナインというシーフードレストランに行ってみることにした。