ピアナインはイーグル通り(Eagle st)波止場近くにある。まず、ビールをたのんでゆっくりする。メニューをしっかりとながめて、その後、生牡蠣と白ワインのシャルドネを注文する。このワインはビクトリア州のヤラバレーという有名なワイナリーの奴で一番高め。10ドルだから、グラスワインで800円くらいか。それから、スープと、200グラムのステーキを注文する。出されたものを食べてみると、これが感心できなかった。ビーフステーキなら、ニュージーランドのエイブルタズマン国立公園近くのモトウェカのビーフステーキの方が、安くてうまかった!ピアナインの食事は、これで、全部で73ドルだから、6千円弱もする。
宿に向かって外に出ると、今日は金曜日で、あちこちのパブでみなさん騒いでいる。サンフランシスコのパブには店頭に体格のいい奴がいて、これが酒癖の悪い奴や未成年が入ってこないように見張っている。この、警備員のことをバウンサー(bouncer)という。警備員といってもラフな格好である。ブリズベンにはこのバウンサーがいて、久しぶりにこのコトバを思い出した。
宿に帰って、ロンリープラネットガイドをながめてみると、ピアナインはごく普通のフィッシュアンドチップスの店だが、ブリズベン川に面しているのでムードがいいと、専門家の評価が書いてある。ガイドブックには、続けて、シーフードのカキなどがレストランとしての格を上げているとある。私としては実に納得の評価である。明日はガイドブックでチェックしてから、レストランを選んで行くことにしよう。