ホリデイパークでの朝の交流

パカハカ決勝戦

 どこのホリデイパークでも話題になるのが私のゴアライトのテントだ。
 どんな小さな奴が寝ているのかということになるらしい。
 今回のホリデイパークには、マオリがたくさんいる。パーマストンノースの近くのホリデイパークというと、ここだけらしいから、当然のことだ。アジア系の私としては、自己紹介が面倒臭いので、テ・マタティニの会場で買ったテ・マタティニのTシャツを着ることにした。
 台所で朝の食事をする。ロトルアから来たというマオリが、ベーコンだの、たくさん焼いている。すごい朝食だねというと、「大家族なんだもんで」と彼は笑って言った。
 「ロトルアは好きですね。ちょっと商業主義的だけど」と私が言うと、皮肉ととられたのか、私の着ているテ・マタティニのTシャツも商業主義的だよねと言っていた。
 なんと、このホリデイパークには、ナルワヒアで会ったタミハナの家族も泊まっていたし、会場では、ワイカト大学(The University of Waikato)のマオリ学部の事務員にも会った。
 私のテントの隣の住民もマオリで、話をすると、テ・マタティニに対して政府のサポートは、初めは全くなかったという。
 今は資金的援助がされていて、これはバレー講演や、芸術活動に対する援助と同じ性格だという。