ジョン・サマヴィル著/芝田進午・立花誠逸訳「核時代の哲学と倫理」(1980)を購入した

核時代の哲学と倫理(1980)

 3・1ビキニデーに参加。3・1ビキニデー(静岡)で、ジョン・サマヴィル(John Somerville)著/芝田進午・立花誠逸訳「核時代の哲学と倫理」(1980)を購入した。

 「われわれの敵 ー序にかえてー」で、ジョン・サマヴィル氏による詩が素晴らしいのだが、引用は「権利侵害」となるということなので、その概略を述べるにとどめる。

 この詩は、「全歴史上はじめて 全人類にとって 一つの共同の敵があらわれた」と書き始め、善人も悪人も、いろいろな対比をもちいて、あらゆる人々を描写し、革新派も保守派もと、リスト化して、生も死も、さらに、死から生まれる「新しい生命」の「生の舞踏」も終わらせる「核というわれわれの敵」。「原発」・「原発から利潤をつくる経済」・「核戦争」をおこす「政治」・「外交」・「真理を教えぬ教育」を糾弾する。

 「アンジェラ・デーヴィス事件によせて」と副題につけられた「共産党教師の憲法上の権利」は、「基本的人権としての革命権」を軸にして書かれた一文。