講師に質問をして情報収集できる力量

 実際、フライフィッシングの私の同級生だちはいろいろと講師のレイに質問をする。
 フライフィッシングを学ぶのに、こんな贅沢な時間はないだろう。それは、きわめて実戦的だからだ。にもかかわらず、今回のツアーは宿代20ドルを含めて、たったの185ドル。宿代をいれなければ、1万2千円くらいの講師料にしかならない。これで、金曜日の夜から、土曜日は朝から夜まで、そして日曜日は朝から午後まで、まさに釣り三昧の生活ができる。
 4月にロトルアに来た際に、全くやったことがなかったのだけれど、ロトルアのフィッシングガイド料をチェックしてみたことがある。
 実はトラウトフィッシングのガイド料は、目が飛び出るくらい高い。それに、普通ガイドは、釣り場への案内はしてくれるけれども、詳しい講義などはしないのが普通のようだ。だから今回のツアーがどれほど贅沢なものなのか、よく理解できるだろう。
 こうしてあちこちの場所で、キャスティングを繰り返していた私たちは、タラウェラ湖(Lake Tarawera)のファミリーロッジ前で釣りをしていた際に、突然、興奮した叫び声が聞えた。どうやらマイケルとデイブが2尾釣り上げたようだ。キャッチアンドリリースしたので、実際に私が鱒を見る機会はなかったけれど、結構彼らは興奮していた。
 ということで、今日の釣果は、二尾。
 その後、みなで宿に帰ることにした。