今夜の宿に荷物を置いて、シティセンターへ食事に出かける

 メールの送受信を終えて、先ほどあずけた荷物を受け取って今夜の宿タレットハウス(Turret House)へ向かう。タクシーを使い、7.5ドル。今夜の宿は、いわゆるB&B(Bed and Breakfast)という奴で、以前アイルランドに家族旅行をした際にこのB&Bを中心に泊まったので、B&Bはこのとき以来のおなじみである。今夜の私たち三人の部屋は、バスルームは別にして、2ベッドルームになっている。これで一泊150ドルだから、1万500円ほどか。宿の主人はアイルランド出身に思えたので、確認してみたらやはりアイルランド出身だった。ニュージーランドに来てからこの商売をするようになったという。
 荷物を宿に置いて、夕食を食べに再度ダウンタウンに行く。それほどの距離でもないので、散歩がてら歩いて行くことにする。
 市内を流れるエイボン川を歩く。エイボン川は、岸辺が芝生に覆われ、大きな柳の並木がある。川の中にも岸辺にも鴨がたくさんいて、雰囲気がいい。
 ダウンタウン*1の中心を散策していると、アイリッシュバー(Irish Bar)でボグ(The Bog)というパブがある。アイルランドに家族旅行に行って以来、私たちはアイリッシュのファンになってしまったようだ。店内に入り、ギネスを注文する。テーブルに座わり、食事として、フィッシュアンドチップス(fish & chips)などをたのむ。このアイリッシュパブ内の雰囲気はアイルランドのパブよりも面白みは少ないが、フィッシュアンドチップスは新聞紙にしかれて大量に出てきた。食事を終えて支払いをしようとすると、なんだか安い。「最初のギネス3杯が入っていないんじゃないの」と店主らしき人物に言うと、ウェイターらと彼は話し合って、俺はいいんだけどねという感じで「まぁ、お客さんがそう言うなら」と私に言った。ギネス3杯分を入れて計算し直すと、請求が72.0ドルになった。大体5040円。3人の値段だから、それほどでもない。帰りはタクシーで帰ることにした。タクシー代は7.5ドルで、525円。

*1:合州国では町の中心をダウンタウンということが多いが、ニュージーランドでは、シティセンターと呼ぶことが多い。センター(centre)の綴りは、もちろんイギリス式だ。