ブリズベンの中心街を歩く

 アン通り(Ann st.)、アドレイド通り(Adelaide st.)そしてクイーン通り(Queen st.)のあたりがブリズベンの中心なのだろう。道路は京都や函館のように整然としてはいるが、ブリズベン川が蛇行しているので、いまひとつ整然とはならない。ただ、一方の通りには全部男性の名前、また一方の通りには全部女性の名前がついているのでわかりやすくはなっている。方角を明示しにくいのだが、北に向かって、南北にほぼ走っている通りに男子の名前がつけられ、東西にほぼ走っている通りに女性の名前がつけられている。
 ひとつの屋外レストランで、ハムをはさんだクロワッサンを注文し、XXXX(フォーエックス)がないというので、代わりにビクトリア州のビールのVB(ヴィトリアビター)を注文する。ビールを飲みながら、通りを歩いている人をながめると、ここはニュージーランドよりも、もっと緊張感のない人たちが歩いていて、まるで日本のようだ!
 イギリス風の町となると、オーストラリアでは、メルボルンニュージーランドでは、クライストチャーチとなるのだろうが、ここブリズベンは、オージーらしい活力ある町と見るべきなのだろう。イギリス風の視点でみれば、あまり美しくない。しかし、暖かい気候のおかげで、市民のみなさんはリラックスしているように見える。