2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日、「消費税は上げるのか否か、明確な争点にすべきだ」と、書いたばかりなのに

昨日、「消費税は上げるのか否か、明確な争点にすべきだ」と書いたばかりなのに、消費税アップについて、安倍首相は明言を避けている。 争点隠しは日本の三流政治のお家芸だが、これを許している国民の側も責任がある。 政治はロゴス、コトバの世界だ。その…

参議院選挙において、年金問題は争点か

参議院選挙において、年金問題は果たして争点なのか*1。 当然のことながら、年金問題に対する国民の関心は高い。年金問題は、生活に直結する問題だから、これは当然だ。年金は、基本的人権の中でも中核的な権利、生存権を支える基本的条件であるから、私たち…

消費税は上げるのか否か、明確な争点にすべきだ

昨日も引用させてもらった永六輔氏の無名人語録(278)からだが、日本の政治や安倍内閣について次のように書かれている。 日本の政治っていうか、安倍内閣ってさ、ゴチャゴチャというか、グズグズというか、ネチョネチョというか、ベチョベチョというか。 ……そ…

久しぶりに高田渡の「ごあいさつ」を聞いた

1971年6月に発売になった高田渡の「ごあいさつ」は、名曲ぞろいの名盤だ*1。 はっぴいえんどがバックをつとめる「失業手当」「自転車にのって」「銭がなけりゃ」「生活の柄」とともに、アコースティックギター一本で弾き語る「ごあいさつ」「アイスクリーム…

参議院選挙の争点は、平和と格差と貧困

シバの詩と曲だが、加川良の「教訓」に収録されている「悲しい気持ちで」は、いい唄だ。 貧困の真っ只中で、若者の自立をテーマにしているこの唄を、今を生きる多くの若者に聞いて欲しい。 いくら 歩いても いくら 歩いても 悲しい気持ちは かわらない ああ …

永六輔氏の無名人語録

永六輔氏が「無名人語録」(278)で面白いことを書かれている。 日本中で政府に対する愚痴が聞こえます。 嘆息も聞こえます。 その愚痴や嘆息をまとめて、ひとつの力にならないでしょうかねェ。 今風にいえば『愚痴力』とか『嘆息力』とか 全く永六輔氏の言う…

久しぶりに加川良の「教訓」を聞いた

久しぶりに加川良の「教訓」を聞いた。1971年6月に発売されたアルバム「教訓」は当時の私の愛聴盤だった*1。 戦争、貧困、銭の力、自立など、今の時代にも通じる重要なテーマが唄われている*2。 冒頭の「教訓Ⅰ」は、まさに今日でも学ぶべき教訓になっている…

いよいよ参議院選挙です

今度の参議院選挙で問われている争点のひとつは、安倍政権への審判である。 私自身きちんと数えたわけではないが、自民党と公明党による強行採決や単独採決は、17回とか18回とか言われている*1。そうした強行採決や単独採決によって決められた法案が、国民投…

木下恵介監督の「楢山節考」(1958年)を観た

深沢七郎原作の「楢山節考」の木下恵介監督による映画化。木下恵介監督の傑作と言われている「楢山節考 [DVD]」を初めて観た。 田中絹代の演技がすごい。とくに楢山に雪が降り始めて、置き去りにした母親のところまで戻る情景があるが、その際の田中絹代が迫…

黒澤明監督の「生きる」を観た

これも何度観たか覚えていないが、黒沢明監督の生きる [DVD]」をまた観た。 これはすごい映画だ。 まだ観ていない方には、是非お薦めする。 1952年の作品。

黒澤明監督の「七人の侍」を観た

何度目になるか覚えていないが、黒澤明監督の「七人の侍 [DVD]」を観た。 チームワークや組織論も学べるこの映画は何度見ても面白い。 1954年の作品。

自民党の赤城農相の事務所費問題

自民党の赤城農相の不明朗な事務所経費問題が明るみに出た。 以下、毎日新聞からの引用。 赤城農相:事務所費問題 自民「またか」の悲鳴 批判の声強める他陣営 /茨城 7月8日11時1分配信 毎日新聞 自民党の赤城徳彦農相(衆院茨城1区)が関係する政治団体「…

学校ぐるみで成績向上の「不正行為」は笑うことのできない退廃だ

「それをやっちゃおしまいよ」という学校ぐるみの「不正行為」が教育現場で進行している。 教育に従事する者が、これほどの退廃をやってはいけないことは言うまでもない。けれど、こうした問題の根っこには、学校間競争をあおり、学力テストの結果を一人歩き…

千歳市立末広小学校の教育実践

「がっこう探検隊」という欄で、「アイヌ文化を実体験」という見出しで北海道は千歳市末広小学校の実践が朝日新聞に紹介されていた。 http://www.city.chitose.hokkaido.jp/ed/suehiro/

黒澤明監督の「天国と地獄」を観た

黒澤明監督の1963年製作の「天国と地獄 [DVD]」はこれまで何回か観ている。 横浜の浅間台で起こった誘拐事件を、組織的な調査で刑事達が犯人を追い詰めていく。 横浜市の西区や中区はもちろんのこと、自動車道路で横浜新道、通称江ノ電といわれる江ノ島電鉄…

新藤兼人監督の映画「第五福竜丸」を観た

ビキニの水爆実験で放射能汚染された第五福竜丸の悲劇*1を、ドキュメンタリー風に撮った力作。今回初めて観たが、「第五福竜丸 [DVD]」は素晴らしい映画だ。 原水爆という万物絶滅(オムニサイド、Omnicide)を可能にする恐ろしい兵器というよりは装置体系の…

脱出する英国人

今日の朝日新聞に「脱出する英国人」という記事が載っていた。 それによると、「欧州で経済が最も好調な国のひとつの英国を捨て、海外に移り住む人が急増している」という。 スペインのアンダルシア地方のオルヒバには、イギリスから約2000人が移り住んでい…

木下恵介監督の「この子を残して」が観たい

長崎出身の久間防衛相が、原爆投下はしょうがないという暴言によって辞任することになった。 最近の政治情勢をみるにつけ、日本人とはこんなにひどい民族だったのかと暗澹たる気持ちになって、これまであまり見ることのなかった古い映画を観てみたいというこ…

久間防衛相、辞任

久間防衛相の辞任が伝えられている。 以下、毎日新聞からの引用。 <久間防衛相辞任>世論読み違え、傷口広げた首相 7月4日3時5分配信 毎日新聞 久間章生防衛相が原爆投下を「しょうがない」と発言した問題は3日、安倍晋三首相による擁護から一転、久間氏の…

長部日出雄さんの「天才監督木下恵介」を面白く読んだ

ここ数週間、これまで観てこれなかった日本の古典的映画を観るようにしているのだが、それは、ひとつには、こうした古い映画をレンタルビデオ屋さんから手軽に借りられるようになったことや、リマスター版が相次いで出されるようになったことが大きい。 それ…

内閣支持率、最低の28%に

内閣支持率が最低の28%に落ち込んでいると、asahiが以下のように伝えている。 内閣支持率、最低の28% 本社連続世論調査 2007年07月02日00時09分 通常国会が事実上、閉幕した6月30、7月1日に朝日新聞社が実施した第8回連続世論調査(電話)で、内閣…

全ての無差別大量殺戮に反対しなければならない

広島・長崎の無差別大量殺戮(ジェノサイド)は問題だとヒロシマ・ナガサキを問題にするとき、日本の軍国主義が原爆投下の口実にされることがある。世界の人々を不幸に落とし入れた日本ファシズムを集結させるには、原爆投下もやむをえなかったのだ、仕方が…