IHT

ジョージ=ワシントンは本当に安全か

昨日のIHTで、横須賀市長がアメリカ合州国の核航空母艦(原子力空母)の受け入れる方向性を出したことが記事に載っていた。これは朝日新聞の記事を翻訳したものだから、日本語のものを紹介すればよいのだけれど、日本の新聞が手元にないのでIHTを使って引用…

しょせん外国語には責任が持てない

これも昨日、一昨日の話の続きである。 実際、外国語に対する私たちの心理としては、「憧れ」「無視・嫌悪」といった両極端になりやすく、「対等・平等」「尊重」のような理想的な心理状況になりにくい。いわば両極端の不自然な感情を持つ方が自然であり、理…

変な中国語、変な英語は、お互いさまだけど、いいかげんな姿勢だと文化に対する侮辱になる

昨日の話の続きを少しだけ書く。 どぎつい英語や、きわどい英語、変な英語をTシャツなどにプリントされていても日本人は平気であるという話は昔からよくされていたし、私も一貫して生徒に話をしてきた。 その最たるものは、「四文字コトバ」(four-letter wor…

憧れやファッションだけで外国語を用いると手痛い仕打ちに合うという教訓

ロサンゼルス発のニューヨークタイムズの記事なのだが、「ドジなメッセージのボディアート」(Body art with botched messages)という記事がIHTに載っていた。 http://www.iht.com/articles/2006/04/04/features/tatoo.php アメリカ合州国で漢字の刺青(Chines…

イチロー選手のリーダーシップ

そもそも野球観戦をよくやるわけでもないし、あまりにも忙しすぎて、つい最近日本チームが勝利したワールドベースボールクラッシクだってまともに一試合も観ていないのだが、イチロー選手の球場内外にわたる活躍ぶりとチーム内でのリーダーシップの発揮につ…

シラク大統領、英語のスピーチに抗議して一時退席

昨日のIHT*1によれば、EUの経済サミット会議で、フランス経済人の英語でのスピーチに抗議して、シラク大統領が一時退席したとのことだ。 http://www.iht.com/articles/2006/03/24/news/chirac.php これはその昔世界一の大言語として君臨したフランス語と近現…

韓国のEnglish Village

韓国で英語教員をやっていた経歴をもち、今はニュージーランドに子どもと一緒に移住した女性とワイカト大学(The University of Waikato)で友人になり、彼女から韓国の英語教育についてニュージーランドで話を聞いたことがある。そのときは、韓国の英語教育…

イラク戦争に反対する世界の声

イラク戦争開始3年目にあたり、世界からイラク戦争への抗議の声があがっている(”Global protests on Iraq anniversary”)。 イラク戦争が開始されて3年。 反戦・抗議をおこなう人々がこの日曜日ソウルの街頭に集まり、アメリカ合州国主導のイラク侵略戦争に対…

イラクから帰ってきた自衛隊員の自殺は何を意味するのか

4 Iraq veterans in Japan commit suicideという記事がIHTに掲載されている。 これによれば、「断定はできないがおそらくトラウマが原因で、イラクから帰ってきたうちの四人の日本人兵士がこれまでに自殺していると、金曜日に発表された」(“Four Japanese so…

ハリケーン・カトリーナが襲う前に、警戒発令はブッシュ大統領に届いていた

あのハリケーン・カトリーナによって堤防が決壊し大惨事となったニューオリーンズ。早いもので、あれからすでに半年が経つ。ニューオリーンズの全体の復興は、保険会社の補償問題などで、まだまだ解決のめどがなかなか立たないようだが、そんな暗い気分をお…

アルンダティ=ロイ氏がブッシュ大統領のインド訪問に憤慨する

3月3日付け*1のIHTに、“India’s activist author indignant at Bush visit”という記事が載っている。 このindignantとは、”If you are indignant, you are shocked and angry, because you think that something is unjust or unfair”(Cobuild)ということで…

”bank heist” は「銀行強盗」

2月21日深夜にイギリスはケント州で起きた銀行強盗(bank heist)は、イギリス歴史上最大のものになる可能性があると報道されていた。 Neil YoungのFreedomの中にCrime in the Cityという唄があるが、この中で、bank heist last nightという一行があり、bank h…

"language mavens"は、「コトバの達人」

昨日のWilliam Safireの記事にはむずかしい語彙がたくさん散りばめられているのだが、“Language mavens, however, will focus on the president’s repeated use of the euphemism heck.”という一文があって、このmavenという語彙も知らなかった。 辞書で調べ…

"darn", "heck"などの、ののしり言葉の婉曲的表現は、最近の傾向ではどういう目的で使うのか

「ののしり言葉」(swearwords, curse)というのがある。 例えば、コール=ポーターが作ったToo darn hot!というジャズの唄があるけれど、このdarnは、damnの「婉曲語」(a euphemism)である。また、hellの婉曲的表現がheckだ。こうしたことはアメリカ英語*1の…

外国語を習得して、日本語以外の新聞も読もう

IHT

インターナショナルヘラルドトリビューンのような新聞は情報源として重要だ。最近とくに日本の新聞だけを読んでいるだけではわからないことが少なくない気がしている。日本のメディアの場合、情報の量と質とが、残念ながら貧困と言わなければならない印象が…

現代においては"xenophobic"は知らないといけない語彙のひとつである

IHTに掲載されていたのだが、Martin Burcharthというデンマーク人記者の書いた”Denmark’s problem with Muslims”という意見記事を興味深く読んだ。 この記事によれば、「われわれデンマーク人は、ここ数年間ますます外国人嫌いになってきている」(“We Danes …

「風刺漫画を乗り越えよう」

昨日のIHTで、インドネシアのユドヨノ大統領(Susilo Bambang Yudhoyono)が「風刺漫画を乗り越えよう」(”Let’s try to get beyond caricatures”)と題する記事を投稿している。 それによると、「国際社会は、この火を消すために協力し合うべきだ」(“The Intern…

コレッタ=スコット=キングさんを偲ぶ会に1万5000人が集まる

マーチン=ルーサ=キングジュニア牧師の未亡人であったコレッタ=スコット=キングさんが亡くなったことを悲しむ集いに1万5000人が集まったと、IHT(International Herald Tribune)が昨日報じていた。 ブッシュ大統領夫妻、クリントン元大統領夫妻、ジョージ…

コミュニケーションには双方の歩み寄りが何よりも大切であることを忘れてはいけない

預言者・モハマドを描いたデンマークの「漫画」(cartoon)が原因で、「物議」(controversy)をかもし出している。これをムスリムが「きわめて侮辱的だ」(offensive)と考えることから、ベイルートのデンマークの大使館が燃やされたり、「大暴れ」(rampage)状態…

容疑者とされるアジア系男性一人が、私服警察官によって射殺される

21日、被害者として死者は確認されていないものの、引き続き起こった四つの爆破未遂事件がロンドンを恐怖の底に陥れている。この事件を捜査中、容疑者とされるアジア系男性一人が地下鉄のストックウェル駅で私服警察官によって射殺されてしまった。 男は、厚…

インターナショナルヘラルドトリビューンを購読してみることにした

私の用途にはInternational Herald Tribune/The Asahi Shimbunの方が適していると思ったので、IHT/AHを購読することに決めて、新聞屋さんに今日電話をした。 International Herald Tribuneには、全ての記事ではないけれど、朝日新聞の記事の英語訳が掲載され…

アメリカはイラクから撤退すべきである

ジョージ=マクガバン氏が、アメリカ合州国のイラク駐留は間違いであり、イラクから撤退せよという意見記事が、インターナショナルヘラルドトリビューンに載っていた。 http://www.iht.com/articles/2005/06/10/opinion/edgovern.php