Crisis management

日大学長、謝罪会見 危機管理「できてないと実感」 悪質タックル

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月26日05時00分)から。 アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で日大選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大の大塚吉兵衛学長が25日、記者会見し「関学の関係者に謝っても謝り…

「日大コーチ「心を育てるため過激表現」 反則指示は否定」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月23日22時29分)から。 過激なことは言ったが、反則は指示していない――。アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で日大の選手が悪質なタックルをした問題で、日大アメフト部の前監督とコーチは23日、記者…

「野党「総理答弁ウソなら総辞職を」 加計氏の喚問要求も」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月22日05時01分)から。 野党は、愛媛県の新文書の記述と安倍晋三首相の答弁の食い違いを一斉に問題視した。立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は21日夜、自民党の森山裕国対委員長と会談。週内に衆参予算委員会の集中…

「首相、愛媛県文書の加計側との面会否定 「いいね」も」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月22日13時09分)から。 安倍晋三首相は22日午前、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐって2015年2月に首相が学園の加計孝太郎理事長と面会したと愛媛県の文書に記録されていることについて、「ご指…

「「森友・加計問題、悪質タックルと似てる」自民・村上氏」

日本大学の二十歳のアメフト部員の改悛の弁は、本人の悔い改める気持ちを考えれば心中を察するにあまりあるが、モリカケやセクハラなど次から次へと不祥事を起こしているどの大人よりも真摯な態度と誠実な発言内容に終始していた。「真摯に」「ていねいに」…

「「自浄作用働かせ究明を」アメフト問題で日大教職員組合」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月21日15時57分)から。 アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で、日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大教職員組合は21日、日大の田中英寿理事長、…

「悪質タックル、事実説明なし 監督辞任では済まされない」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月20日04時08分)から アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で、日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大の内田正人監督が19日、兵庫県西宮市内で日大…

「日大アメフト下級生100人の乱 退部者続出崩壊も」

以下、日刊スポーツ(5/19(土) 5:01配信)より。 日大アメリカンフットボール部が崩壊危機に向かっている。日大関係者が18日、退部者続出の可能性があると明かした。 ラフプレー問題が拡大する中、日大は関学大の抗議に指導者と選手が乖離(かいり)したな…

「(政治季評)忖度を生むリーダー 辞めぬ限り混乱は続く 豊永郁子」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月19日05時00分)から。 アイヒマンというナチスの官僚をご存じだろうか。ユダヤ人を絶滅収容所に大量輸送する任に当たり、戦後十数年の南米などでの潜伏生活の後、エルサレムで裁判にかけられ、死刑となった。この裁判を…

「日大理事会、アメフト問題を取り上げず 内田監督ら出席」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月18日18時54分)から。 アメリカンフットボールの関学大との定期戦(6日、東京)で、相手選手に悪質なタックルを浴びせて負傷退場させた選手が所属する日大は18日、理事会を開いた。日大広報部によると、反則行為につ…

「これまでですな」(室戸半兵衛)<映画「椿三十郎」>

黒沢明の「椿三十郎」(1962年)は、俺の好きな映画だ。 黒藤(志村喬)と竹林(藤原釜足)の汚職に、井坂(加山雄三)ら若侍たちが憤慨して決起し、井坂の叔父でもある睦田城代家老(伊藤雄之助)のところに意見書を届けにいくが、破り捨てられてしまう。次…

2020年、7年後の東京オリンピック

福島第一原発の汚染水問題が未解決のないまま、東京オリンピックの誘致が決まった。 安倍晋三首相は、東電ですら「完全に遮断できているわけではない」とようやく発言し始めているのに、汚染水の影響は原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブ…

社会教育・教育現場には専門家を配置すべきであり、スタッフは優れた専門家集団でなければならない

今回の事故現場スタッフが一番知らなければならなかったことは、流れるプールでの排水口や吸水口が「悪魔の穴」であるという認識だ*1。一番大切な、その認識が欠如していたことから教訓を学ぶべきである。そうした認識が欠如していたから、せっかく柵がはず…

現場に適切な体制をつくるのことは行政の仕事である

高校生アルバイトのことは多少論議を呼ぶかもしれないが、私から言わせれば、むしろそうした「素人」スタッフの体制をつくった会社の責任と、それを放置した行政の責任を、やはり問題にしなければならないということである。すでに述べたように吸水口に対す…

今回の事故の根本原因、二重の柵にしなかった行政の責任が問われるべきだ

私が言いたいことは、こうした高校生監視員の一人ひとりの責任を問うということではない*1。そうではなくて、今日の朝日の夕刊によれば、ふじみ野市が「文部科学省が7年前から、吸水口のふたの設置の確認やネジ、ボルトでの固定などを文書で求めていたにも…

プール事故が起こった現場の続報によれば

流れるプールでの痛ましい死亡事故についての続報で、「監視員、高校生が大半」という記事が朝日新聞夕刊に載っていて、「当時プールにいたアルバイトの監視員13人のうち11人が高校生で、大半は吸水口の危険性を認識していなかったことが埼玉県警の調べでわ…

新自由主義的な風潮が強まっていることと今回の事故は関連するのか

今回、現場にスタッフがいたにもかかわらず、取り返しのつかない重大事故が起こってしまったのだが、言うまでもなく、現場のスタッフの中には、誰一人として今回のような死亡事故を望むものがいたはずがない。現場に立ち会った方たちは、悔やんでも悔やみき…

現場にスタッフがいたにもかかわらず事故が起こったのは何故なのか

まず、事故を起こしたプールの管理体制だが、市から運営・管理を委託されていた会社が、契約書で禁止されている運営・管理の「丸投げ」をして下請け会社にまかせていたことが判明した。 テレビや新聞報道によれば、市営プールであるのに市職員が常駐していな…

現場のスタッフに、プールには吸水口という「悪魔の穴」があるという認識があったのか

埼玉県の市営の流れるプールで小学2年生の女の子が吸い込み口に飲み込まれ亡くなった。この取り返しのつかない痛ましい死亡事故から二日経つが、施設自体の問題ととりわけその管理体制が問題になっており、今回の事故は人災であるという見方が強まっている。…

子どもを守るために、安全性を向上させる環境が整えられているのか

昨日31日、埼玉県ふじみ野市の市営プールで、小学生2年生の女の子が流れるプールの吸水口に飲み込まれ、死亡するという痛ましい事故が起こった。 今日のテレビ報道によれば、死因は水死ではなく脳幹損傷で即死だったという。 市営プールで水遊びを楽しんでい…

正規雇用の熟練労働者が未然に事故を防ぎ安全性の向上に役立っていることが案外に多い

現在の私の心配のひとつは、予算削減のために民間でできることは民間でという新自由主義的な風潮が強まる中で、現場の声が軽視ないし無視され、外部委託がすすみ、人災が今後さらに増えやしないかという心配である。 事故が起こらなければ世間から評価もされ…

哲学がないから事故が起こるし、哲学がないから事故後も反省できない

JR宝塚(福知山)線の脱線事故当日の4月25日夜、JR西日本の車掌や運転士でつくっている親睦団体が事故当日宴会していたことが新聞で報道されている。 宴会がおこなわれたのは事故当日の夜のことだから、リゾート施設の宿泊棟のロビーでは当然にも事故を報じ…