NZ&AU旅

モーテルの暖かいシャワーが何よりものご馳走だ

3時15分にトンガ湾を出たのだが、エイブルタズマンモーテルには5時15分ごろ着いた。身体の芯まで冷えたので、暖かいシャワーが嬉しい。 観光案内所に行って、支払いを忘れた船でのビール代を渡してくれと置いていくと、良い行いだというようにその若い女性は…

カイテリテリで一人だけでバスに乗り込む

私の行き先のカイテリテリに着くと、バスが待っていてくれた。私一人なのに、中型のバスである。このキース(仮名)という運転手は日本に来たことがあって、千葉県や静岡県にも行ったことがあるという。なんでも鈴木さんという社長さんによくしてもらったよう…

波を叩いて、シーバスは進む

このシーバスは多少荒れた海をかなりのスピードで走るものだから、文字通り波間を飛ぶときもあり、着地するときの衝撃がものすごい。エンジンの音と、船の着水の音という、二種類の音がけたたましい。 シーバスは、あちこちの砂浜に寄っては、客を積み込んで…

肌寒い中で、シーバスを待つ

全体の地図くらいは掲示してあるけれど、どの海岸にも、シーバスの発着所の案内板の類は一切ないので、シーバスがどこに発着するのかよくわからない。海岸につけている一隻のシーバスに私の予約券を見せると、どうやらこのシーバスではないらしい。親切にも…

トンガ湾につく頃には、かなり雨が降ってきた

シーバスには充分間に合う時間帯にトンガ湾に着いた。かなり雨が降ってきたので、寒くなってきたが、時間つぶしに海岸を歩く。いま私が住んでいる街には海岸がある。けれども、夏などは海の家などが林立してお世辞にもきれいな海とは言えない。今歩いている…

船をあとにして、ソロトランピングを開始する

ボートで砂浜に着けてもらって、いよいよエイブルタズマン国立公園の二日目のアクティビティであるトランピングの開始である。 ルートは、最低限の掲示がしてあるので道に迷うことはなさそうだ。緑の板に黄色いペンキで書かれている掲示板の塗り直しをしてい…

エイブルタズマンに浮かぶ船の宿で早起きをする

昨夜はかなり早めに寝たので、朝早く目が覚めた。まだ薄暗い中、二階のデッキにのぼる。デッキに長時間いると寒くなってくる。小鳥たちはすでに朝食の時間らしい。あたりには波の音と鳥の声しか聞こえない。いろいろな鳥が船にとまりにきて、見ていて楽しい。…

今夜の船の宿にボートで向かう

時はゆっくりと流れ、日も暮れてきた。どれくらい時間が経っただろうか。停泊している船からゆっくりと迎えのボートが出て、こちらに向かってくる。あたりにはこのボートの音しか聞こえない。岸に近づいてきたこのボートに乗り込んで、今日の宿へと向かう。 …

今夜の宿のアンカレッジをめざす

散歩を終えて再度シーカヤックに乗って、今晩の宿のアンカレッジを目指す。天気がいい日のカヤックは実に楽しい。ゆったりと時間が過ぎていくわりには、あっという間のような気もする。 アンカレッジの海岸が見えてきた。ツアーもそろそろ最終段階だ。海岸に…

昼食後の散歩

昼食後、散歩に出ようということになった。眺望のいい場所に行くために小道を登っていく。頂上といってもたいしたことはないが、頂上付近のベンチで、エイブルタズマンのイメージ写真を撮るために、眼下に見下ろしている砂浜とこの高台とで交信をして、モデ…

なんといっても、お昼が楽しみ

漕いで漕いで、シーカヤックを楽しんでいると、楽みにしている昼食の時間になった。薄いクリーム色の砂浜にカヤックを上陸させ、食事の支度をする。ガイドのパニアが砂浜に敷布を広げて、ランチを取り出す。ターキーのサンドイッチである。メルボルンの若夫…

エイブルタズマンの美しい海岸線

エイブルタズマンは海岸線が入り組んでいるので、見晴らしや見通しがよいわけではない。行き先は見渡せないが、海岸線に沿って、左の方向へ、左の方向へと漕いでいく。すでに濡れないように防水性のプラスティック板に包まれた海岸線の地図を受け取っていて…

私たちの艇は滑り出すようにして輝く海に出た

さて艇の出し方は、後の者が後方で艇をまたいで固定させている間に、前に乗る者が乗り込み、急いで漕ぎ出す間に、後の者が乗り込むという感じで艇を出す。指示されたとおりにアンディと私とで、まず艇を出すと、「Amamu! 漕いで、漕いで!」とパニアが後で叫…

シーカヤックのガイドとツアー仲間に会う

シーカヤックの会社の受付に到着して中に入ると、本日のシーカヤックガイド役の若い女性の紹介を受ける。彼女の名前はパニア(仮名)。来年は、ウエリントンのビクトリア大学に行く予定だという。私の娘くらいの年齢かもしれない。昼食は、ターキーのサンド…

エイブルタズマン国立公園をめざす

朝ごはんはほとんど取らずに、ジュースとビスケットで済ませる。 大きな荷物はモーテルの部屋に置いていき、アクティビティ中心に考えてバックパックひとつだけの荷物にまとめる。再度このモーテルに帰ってきたときに、ネルソン空港行きのバスが必要になる。…

甘いものを用意して、これですべて準備完了

さて、エイブルタズマン国立公園内には、旅行移動用の大きなカバンは必要ない。「エイブルタズマンから帰ってきたら、一日だけまたお世話になりたいので、部屋の確保と大きな荷物をひとつ置いておきたい」と、例のレセプション入り口横の電話で話をすると、…

モーテルの漢字変換のできないマシンでメールを書く

夕食を済ませ、宿に帰ってメールを出すことにしよう。 通常のインターネットカフェには、パソコンがたくさん置いてある。たとえそのパソコンで日本語が使えなかったとしても、自分で勝手に設定できるし、また本当に困ったら管理者がいる。中には店番だけのよ…

レストランで一人で夕食を済ませる

洗濯を干し終えて、着替えて食事に行く。本日の夕食は、ゴシックグルメレストラン(Gothic Gourmet Restaurant) に行ってみよう。広い店内に客は三組くらい。店主らしき人物が私のウェイターをしてくれた。生牡蠣を白ワインでいただき、ポークカツレツをメイ…

モーテルこれまでためた洗濯をする

宿に帰って、準備。洗濯物がたまってきているので、洗濯も済ませておくことにしよう。モーテルに洗濯機があるが、使い方がよくわからないので使い方を聞く。アメリカ合州国なら、洗濯機と同時に乾燥機もペアで設置してあるのが普通であるが、ここには乾燥機…

ウェアハウスで多少買い物をする

さて、足元が濡れるだろうから、しっかりしたサンダルが欲しい。けれども今日はあいにく日曜日。普通の店はやっていない。観光案内所を出て、「サンダルが欲しいのだが」と、ある店で聞くと、でかいスーパーならやっていると教えてくれた。行ってみるとこれ…

宿に荷物を置いて、アイサイトであれやこれや予約をする

今日の宿は68ドルで、4760円。エイブルタズマンのアクティビティならば、このモーテルでも予約できると、幼い子どもを抱えた奥さんがいう。 荷物を置き、シャワーを浴びて、街の散策に出かける。今日は日曜日で、青空市場をやっている。息子のドイツ旅行の足…

バスでモトゥエカに向かう

私が乗り込むバスはアトミックシャトル(Atomic Shuttle)というバス会社によるもので、ネルソンからモトゥエカまでの運賃は9ドル。乗っている時間は、1時間くらいのようだ。あとから乗り込んで来た客で、自転車をバスに乗せたいと運転手に言っている青年がい…

朝食をいただいて、アイサイトまで車で送ってもらう

朝食の時間ですと二階に呼ばれる。朝食は、ジェーンが作ってくれる。ビルは隣の居間でTVサッカー観戦に夢中な様子。ジュースにシリアルをいただいて、「卵はどんな風がいいか」というので、サニーサイドアップ(目玉焼き)をお願いする。こちらはイングリッ…

ネルソンを少し散歩する

リバーサイドという名前の通り、家の前にマイタイ川という川があり、バンジョーを弾いている男がいる。近寄って話をすると、彼の名前はピーター(仮名)と言った。近くのプールに子どもを連れてきていて、子どもがプールから出て来るまでここでバンジョーを弾…

ダニーデンをあとにしてウエリントン経由でネルソンへ一人旅が始まる

娘を見送ったあと、自分が乗る飛行機の時間まで待つ。私の便は、11時20分にダニーデンを出て、12時30分にウエリントンに着く。 余裕があればウエリントンにも寄りたいと思っていた。それは、ビクトリア大学がウエリントンにあるからである。また、評判の高い…

ダニーデンの空港で、オークランドに向かう娘と別れる

南島にあるダニーデン。その冬は寒いのだろうが、ダニーデンは悪くなかった。 荷物を車のトランクに積み込んで、モスギルから飛行場まで整備された道路を走る。空港に入る前に、これが空港内の最後の給油地であるという表示を掲げたガソリンスタンドを見かけ…

オクタゴンのレストランで食事をとって、モスギルのモーテルへ

ダウンタウンに着く頃には、あたりはすっかり暮れていた。どこに車を停めればいいのか、駐車に慣れていないので、ダウンタウンの中心から少し離れた通りに路上駐車をする。昨日散策した際にオクタゴンのあたりにいいレストランがありそうと目星をつけている…

結局私もラーナック城を見逃すことになってしまった

さて帰り道は、ラーナック城の方から帰ってみようということで出発した。値段は結構するようだが、ラーナック城では宿泊もできるし食事もできるはずである。最初は同じ湾岸沿いの道路を戻るが、途中から左折して山の中を高度をかせぎながらラーナック城をめ…

いよいよ野生のアルバトロスツアーが始まる

ロイヤルアルバトロスセンターはオタゴ半島の先端にある。人間が住む町から最も近い野生アルバトロスの生息地といっても、湾が狭く細長いから、町からこのセンターまでは結構遠く感じる。町の中心からこのセンターまで、実際のところ、1時間ほどのドライブだ…

オタゴ半島のドライブはなかなかいい

ロイヤルアルバトロスセンター(Royal Albatross Centre)までのオタゴ半島の道のりは素晴らしかった。ここは、ドライブもいいが、サイクリングで来るべきところだ。湾岸道路はラフな道路でもないのだが、なにしろガードレールがないのがいい。それでいて、波…