2004-01-01から1年間の記事一覧
夕飯のあと、昼間来たロトルア湖のハムラナスプリングに夜また出かけた。 夜釣りには懐中電灯やヘッドランプが役に立つ。私は二つヘッドランプを持ってきていたので、懐中電灯を忘れたデイブに私の奴をひとつ貸してやった。 ところが、どじな私は車にウェダ…
さて、夕飯の時間だが、アイリッシュのマイケルが飯に一番凝っている。 そのマイケルのメニューはソーセージを何本か焼いて、ステーキも焼いて、一枚の皿に載せて、フォークとナイフで食べている。朝飯の際もソーセージや卵を焼いて食べているのがマイケルだ…
実際、フライフィッシングの私の同級生だちはいろいろと講師のレイに質問をする。 フライフィッシングを学ぶのに、こんな贅沢な時間はないだろう。それは、きわめて実戦的だからだ。にもかかわらず、今回のツアーは宿代20ドルを含めて、たったの185ドル。宿…
ウェーダーとロッドを積み込んで、二台の車でレイの小屋を後にする際に、南アフリカ出身のチャールズ(仮名)が来た。 彼もコーケージアン(白人)である。チャールズも車をレイの小屋前に乗り捨てて、レイの車に同乗することになった。 実は私はこの4月に自…
朝釣りを終え、朝飯を済ませて、われわれの講師レイの小屋に、生徒みんなで出かけた。 彼の小屋は釣り宿から近く、車で5分程度だ。 釣り宿には、みな車で来ているが、二台の車にみんなで乗り込むことにした。ニュージーランドの水準からすると、かなりきれい…
アイリッシュのマイケルはとても頑張り屋で、朝の5時ごろに眼を覚ました。朝釣りということで、私も彼と一緒に出かけることにする。 釣り宿から歩いて5分程度で渓流に着いてしまうのだが、ウェダーをはきながらロッドやロッドのラインが小枝にひっかからない…
釣り宿に戻ると、フライフィッシングの講師のレイがいた。ロサンゼルスに滞在してたから、久しぶりにの再会だ。 オキーフで、レイの兄弟に会ったよと言って、もらった名刺を見せたら、笑いながら「奴は本当の兄弟じゃないよ」と言う。 いわゆる釣り仲間で、…
ところで、オキーフというのは、典型的なアイリッシュの名前だ*1。 オキーフと言えば、私も訪ねたことのあるアメリカ合州国のニューメキシコ州をこよなく愛した画家のジョージア=オキーフ(Georgia O'Keeffe)が有名だろう。 このオキーフという名前の釣り道…
パラダイスバレー(Paradise Valley)にある釣り宿には早めに着くようにハミルトンを出発した。 パラダイスバレーはロトルアの中心地からほんの少し離れているだけだが、羊がたくさん放牧されていて、まさに田舎の雰囲気だ。 釣り宿では、フライフィッシングの…
久しぶりにロトルアを訪問するので、ロトルアでまだ見てないところもついでに見ることにしようと思い、フライフィッシングの後も延泊するかもしれないとアレックスとジュディに言って出かけた。 釣果がなければ、キャンプもできるように、テントなどのアウト…
ロサンゼルスに急遽出かけることになったためにフライフィッシングの授業は最後の2回を休む結果になったのだが、そのフライフィッシングのウィークエンドワークショップが泊まりがけでロトルアであるので、講師にメールを出して参加することにした。 ロサン…
エンジンが冷えているときに始動すると変な音がするから車を整備工場に持っていった方がいいとアレックスが言うので、ハミルトンのスバル整備工場に昨日、愛車のインプレッツァ(インプレッサ)を持っていった。 右前輪のタイヤの空気ももれているようなので…
ゴルフ場からの帰り道、アレックスの運転する車から夕空をながめた。ロサンゼルスの夕焼けも夕陽も美しかったが、ニュージーランドの夕焼けも、たとえようもなく美しい。 なんといっても、空が広いのだ。 ロサンゼルスは夕方5時ごろには暗くなってしまうけれ…
今日はアレックスとジュディのゴルフにおつき合い。といっても、生まれたこのかた私はゴルフなどやったことのない人間だから、彼らのプレイを観察するだけである。 アレックスの家から、ゴルフカートを乗せた牽引車を車で牽引して、近くのゴルフコースに15分…
マーガレットとジェフが昨日から眼の治療のためにタラナキからハミルトンに帰省している。 彼らは教師夫婦だ。おみやげは、21キロもの牛肉。 携帯用のアイスボックス(chilly bin)に肉が一杯詰まっている。二頭ほど、殺したばかりで、皮をはぎ、一週間くらい…
今回、アメリカ合州国を再訪してみて思ったことは、アメリカ人は喋るのが早いということだ。 息せき切って喋ろうとするので、ちょっと吃音のような状態になる。 頭は横ふりで、手も広げながら喋りまくる。 英語を話している人間を見ると、わかるのだが、英語…
ハミルトンについてから、小雨が降ったり、肌寒かったりして、セーターを着たりしている。これで夏なのか。これなら、ロサンゼルスの方がよほど初夏のような気候だった。 それでもテレビを観ていると、いよいよバーベキューの季節到来ということで、バーベキ…
ロサンゼルスで床屋に行こうと思ったのだが、結局、ロサンゼルス滞在中に、床屋に行くことはできなかった。 自分の生まれ育った社会を出て、外から眺めることができれば、少しは自分の生まれ育った社会というものが相対化して見えるだろう。 私は日本を出て…
梅棹忠夫氏が、その昔、日本=ブラックホール説を唱えたことがあった。 情報量として、日本は情報発信することが少なく、したがって輸入超過でバランスが悪く、まるでブラックホールのようだと。このブラックホールからはほとんど何も情報が発信されず、不気…
前にも書いたけど、私が期待する日本人のアーティストは奥田民生である。 なんといっても、彼の書く歌詞がいい。音楽的にも、よくぞここまで洋楽を学んだものだと感心している。 そんな節は少しもみせないけれど、奥田民生は真面目な勉強家だ。 特に今の日本…
ジェニーの旦那がエンジニアであることは、すでに何度も紹介したが、ジェニーは、ロサンゼルス空港で働いている。 つまり、彼らはダブルインカムである。そして、その収入はそれぞれが管理している。クレジットカードやデビッドカード、支払いの方法もそれぞ…
ロサンゼルスへの今回の旅を振り返ってみると、全くの無計画にもかかわらず素晴らしい旅ができたのは、すべて合州国の知人・友人たちのおかげに他ならない。 実際、こんな無計画な旅を私は今までしたことがないのだが*1、「衝動的な行動は、ときに最高の方針…
すでに1992年に、アメリカ合州国の電子メール友人たちに出会う旅をパートナーと一緒に私はしたことがあるのだけれど、今回アメリカ合州国で実際に出会ったアメリカ人たちとは、共通の音楽趣味を通じて、2002年から交流を開始した人たちだ。 世間でインターネ…
今回のロサンゼルスへの旅で思ったのは、日本は合州国ばかり見ているけれど、あんまり合州国のことを理解していないんじゃないだろうかということだ。 古くは堀江謙一青年に対する評価、近くは、イラクで捕虜になった日本人に対する見方。アメリカ合州国は、…
いつも痛感するのは、アメリカの美術館の、その量と質の豊富さである。 ゲティでは、とくに、ギリシャ関連の収集品がすごい。紀元前300年とか400年の美術品がごろごろしている。こうした量の展示品から、ギリシャ社会の生活が垣間見えるようだ。 実際、ギリ…
さて、ロサンゼルス最終日のことだけ、書く。 ロサンゼルス最終日にゲティ(The Getty)にジェニーに連れて行ってもらった。ここは11歳のケビンのお薦めの場所でもある。 http://www.getty.edu/ ゲティは、篤志家というのだろうか、大資産家で、美術品収集家。…
12時間半の空の旅と1時間半のシャトルバスに乗り、久しぶりにハミルトンに帰ってきた。 大都会・ロサンゼルスを夜の8時45分に立ち、オークランドには早朝に着く便である。 感謝祭の翌日の便のせいか、結構空席が目立っていて、私の横の2つの席は空席だった。…
ということで、感謝祭まで楽しませてもらったLA滞在は、今日で終わり。 最後に書くことは、まだまだあるけれど、パッキングもしないといけないので、ひとまず、これで終わり。 続きは、ニュージーランドに帰国してから、また書くことにします。
さて、今日は感謝祭だ。 ジェニーの実家で、生まれて初めて感謝祭なるものを体験できることになった。 ジェニーの実家はランカスターにある。 車で1時間30分くらいのところの標高3000フィートの高さの砂漠に立っている町で、NASAのプロジェクトから出来た町…
今私がお世話になっているこの素晴らしい家は、以前に土地を買い、そこに小さな家があったのだが、図面を引いて、議論に議論を重ねて、家族として満足できるものを建てたという。 彼はエンジニアだから、人間の動線などにとてもうるさい。 実際に木材を使っ…