Aotearoa/NZ

6月始まりのマオリのマタリキカレンダー

父の日にウエリントンにいる娘から贈られてきたマオリのカレンダーが、2005年の6月始まりのカレンダーで翌年2006年の5月が締めの月であることは、昨日書いた。 このマオリのカレンダーの発売元は、ウエリントンが誇る博物館のテパパである。 http://www.tepa…

アオテアロア・ニュージーランドと母語の重要性

首都ウエリントンにあるキーウィが誇る博物館、テ・パパには、真ん中にワイタンギ条約、左にマオリ、そして右にイギリスの展示がされている大規模な展示会場があるが、まさにこれこそが今日のニュージーランドを象徴していると言えるだろう。ニュージーラン…

母語を話す権利

基本的人権の中では生存権が何よりも重要であり、その生存権を保障するためにこそ教育権や労働権の保障が重要なのであるが、こうした基本的人権を保障するためには母語を話す権利という言語権を保障しなければならないということは案外見過ごされがちだ。 ア…

例外なくマオリは英語を話すが、マオリ語を話せないマオリはいる

以上のような歴史的経緯から、今日、ニュージーランドに住むマオリにとって、英語を話すことは当たり前のことに過ぎない。今日例外なくマオリは英語を話すといっていい。それは、マオリが生きるために、まさに好むと好まざるとにかかわらず、身につけてこざ…

アオテアロアのニュージーランド化とマオリ語に対する弾圧

アオテアロアがニュージーランド化される中で、ワイタンギ条約以降、キリスト教化と英語の普及は、徐々に、また急速に進んだ。 いわばこのニュージーランド化の中で、世界の他の多くの民族と同じように、マオリ語を話すことが弾圧されたという悲惨な歴史をマ…

ニュージーランドという呼称のもつ意味

冒頭でも触れたように、ニュージーランドとは、オランダが植民してつけたノヴァ・ゼランド(「海の土地」という意)という名称を、その後、オランダに代わって支配したイギリスが、イギリス語風に発音し直して名づけた名称に他ならない。 キャプテン・クック…

アオテアロアと日本の共通性

観光旅行先として人気が出てきているニュージーランドで、オークランドとロトルアとワイトモ洞窟の三角形を五日間ほどでまわる日本人ツアーをキーウィ(ニュージーランド人)たちは全く理解できないものとして観察しているけれど、こうした短期間の旅行であ…

アオテアロア・ニュージーランド

ニュージーランドのことをマオリ語でアオテアロアというが、このアオテアロアとハワイ諸島、そしてイースター島、これらを結んだ三角地帯のことをポリネシア文化圏と呼ぶ。 現在ニュージーランドに暮らすマオリは、このポリネシアのハワイキという伝説的な場…

毎年恒例のナルワヒアのレガッタ

ワイカト大学(The University of Waikato)で私がマオリ語を習った講師のヘミがナルワヒアのレガッタに行くというので、私も一緒に行くことにした。 毎年3月におこなわれるナルワヒアのレガッタは有名なもので、ハミルトンに着たばかりのときに私はこのレガ…

ロトルアからハミルトンにかけての夕焼けの空はたとえようもなく美しかった

帰りは、ロトルアをまわって遠回りしようと思った私は、33号線では、虹を見たり、その後、土砂降りが何度もあり、フロントガラスから前方がよく見えないような状態に何度もなったが、そのせいか、ロトルアからハミルトンにかけての夕焼けはたとえようもなく…

タウランガからロトルアをドライブする

ということで、北島だけでもカバーしようと、荷造りの合間に、まだ行ったことのないタウランガ(Tauranga)とコロマンデル半島に出かけることにした。昨日の午後、タウランガに出かけた。 タウランガは、マウントマンガヌイが有名だ。マウントマンガヌイは、海…

もう時間が残されていない

ロトルアの釣り宿でキーウィの釣りキチ三平君と会って手ほどきを受け、初めて全て一人で準備してレインボーが釣れてしまったので仕方なくハミルトンに帰ったが、そもそも私は東海岸を回ったら、またウエリントンに戻って素晴らしい司書や娘に会い、さらに南…

キーウィでもアウトドア志向が弱まっているらしい

どれくらいの割合で、フライフィッシングをしている若い人たちはいるのか、聞いてみたら、彼がこれまで通っていた学校の生徒人数でいうと、1500人に1人、100人に1人ということだった。つまり、彼以外には、フライフィッシングをしている奴がいないということ…

パラダイスバレーの釣り宿再訪

今日は土曜日だから、釣り客が多いかと思ったら、15歳の青年と、ビル(仮名)という男性だけが泊まり客だった。 この釣り宿の施設は、食事をつくったり食べたりできて、そしてくつろげる大きな部屋がまずあり、そこにバンクベッドよりは数段ましな上下のベッ…

ファカターニからロトルアへ向かう

東海岸を車でまわってみると、これから向かうロトルアがいかに大都市であり、一大観光都市であるかということがわかる。 ファカターニからロトルアに向かう途中、フライフィッシングで回ったロトイチ湖などがある。まだ寄ったことのなヘルゲイト(Hell Gate)…

土地問題で問題になっているルアトキを訪れる

ということで、ルアトキ(Ruatoki)を訪れた*1。 あいにく土曜日だったので、学校は休みだった。休みでなければ、直接訪問して話を聞こうと思ったのに、残念だ。 ルアトキ(Ruatoki)では、馬に乗っている子どもが多い*2。 道路に、「ここから先が盗まれた土地だ…

ニュージーランドで70年代に弾圧された写真展

博物館でたまたまやっていたフィオナ=クラーク(Fiona Clark)の写真展は、異性の格好をするトランスベスタイズをモチーフにした写真展で、70年代に、物議をかもし出し、オークランドで展示が中止になったものらしい。今や隔世の感がある。 このファカターニ…

ファカターニの博物館

ファカターニは、少しお洒落な感覚のある町だ。 もっとも、今まで人里離れた東海岸を車でまわって、あっても数軒しか店がないような町ばかりだったから、そう見えるのかもしれないけれど、ファカターニがニュージーランドにしては少しお洒落な町であることに…

マオリのお葬式

いったん葬式が終わったような感じになったが、ホンギの挨拶が続いていたけれど、私が探している女性となんとか話をすることができた。実は、もう一人、探している男性がいたのだが、その男性は病気でロトルアで静養しているという。 けれども葬式は終わった…

マオリのお葬式を初めてみる

ヒックスベイのマラエに行ってみると、やはりお葬式だった。たくさんの車とたくさんのマオリが集まっている。 近くのマオリに聞くと、お葬式中はさすがに、途中で割り込んで挨拶などできないという。 まずいところに来てしまったけれど、葬式が終わるまで待…

マオリは共同体意識が強く、誰がどこで何をしているのか、大体知っている

ガソリンスタンドで尋ねるべき人を聞いてマラエへ行くが、あいにくマラエはしまっていた。 近所のマオリに聞くと、いつもはマオリ語の勉強をしている時間なのにと教えてくれた。おそらく、遠足か何かに行っているのか、もしかしたら、ヒックスベイ(Hicks Bay…

ホンギが普通になってきた

さて、そろそろお暇をしなければいかない時間となった。 マオリは、ホンギといって、鼻と鼻とをくっつけて、挨拶をする。 すでに私は、このホンギが嫌でない。 キーウィ化についで、多少のマオリ化を果たしてきたと言うことになるのだろうか。

アメリカ文化の影響は、世界共通

以前私は若気の至りで、アメリカ文化に賛意を示していたが、ベトナム戦争、イラク戦争と、戦争肯定のアメリカ合州国に嫌気がさし、今やアメリカ合州国に対して否定的だという話を学校長にしたら、アメリカ文化の浸透は、マオリの子供たちへの悪影響も無視で…

日本は中途半端になっていないか

マオリの教員室で私は大いに語り合ったのだが、マオリ社会は従来の価値観を大事にしていたけれど、都市化(urbanization)によって、家族や共同体がバラバラにされてしまった。言語や土地そして、共同体をいま取り戻している渦中にあるという認識を多くの教員…

キーウィの学校の職員室の様子

さて、飛び入りだが、久しぶりに授業らしいことをやって、少しお腹が空いた。 キーウィの学校の職員室に来て、いつもいいなと思うことは、休憩時間に食べ物や飲み物がたくさんあることだ。 コーヒー、紅茶はもちろんだが、パイ、自分で作るサンドイッチなど…

歌の交換会

ワイアタ(歌)を子どもたちが披露してくれた。 子どもたちのリクエストで、何か唄を歌ってくれないかと、男性教員を通じて言われたので、実に私は恥かしがり屋であるのだが、「ギターはありませんか」と男性教員に尋ねた。 私は子どもたちに、「恥かしがり…

アオテアロアと日本文化の共通性

私はニュージーランドではなく、アオテアロア、つまりマオリの文化と日本の文化はかなり共通性があると思っていると述べて、何が共通性であるかわかりますかと、マオリの子どもたちに問いた。 様々な答えがマオリの子どもたちから飛び出して来たが、私なりの…

タヒ・ルア・トル・ファーと、いち、に、さん、し

数字を教えてくれとの質問があったので、私は、ホワイトボードに、1から10の数字を書いて、次のように発音をした。 タヒ・ルア・トル・ファー。タヒ・ルア・トル・ファーと、何度も早目に発音をした。 次に、いち、に、さん、し、ごう、ろく、しち、はち、…

興味深々のマオリの子どもたちの質問は途切れることがない

私に対する質問がさまざまされたのだが、その中に「いくつのコトバを話せますか」という質問があった。マオリの子供たちは、私のマオリ語に対する熟練度をすでに見破っているので、マオリ語と英語と半々で、質問をしてきてくれる。 「いくつのコトバを話せま…

日本語についてのイロハを講義する

私は自分の名前をホワイトボードに漢字で書いて、日本は偉大な中国から学び、言語的に恩恵を受けていること。それぞれの漢字に意味があることを、マオリの子どもたちに伝えた。 私の苗字には、田の字があるのだが、この田は「窓」のように見えるが、実は「窓…