2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大連の夜景を見る

旅順から大連に戻り、今晩は大連海鮮料理の夕食である。 食後に大連の大広場の夜景を見るために展望台に上る。大連の大広場は、大連市の中心にある。街路が放射線状に延びているのは、ロシアの影響を受けているからだ。 今晩も、大連賓館、旧ヤマトホテルに…

旅順日露監獄を訪れる

旅順には、安重根(アンジュグン)が収容・処刑された日露監獄がある。この場所の見学も許可が必要だ。 1909年10月26日、ハルビン駅で、朝鮮の初代総督であった伊藤博文を射殺した安重根は朝鮮の英雄だ。11月3日、旅順刑務所へ送られ、「国事犯」として監禁…

旅順博物館を訪れる

二百三高地の次に訪れた旅順博物館も、日本人旅行客にとって許可が必要な場所のひとつである。 ここには、大谷光端探検隊が発掘したトルファンのミイラが展示されていることで有名だ。 立派なコレクションを説明してもらった最後に、骨董品の販売説明がある…

二百三高地を訪れる

日露戦争戦跡としては最大の激戦地である二百三高地を訪れる。 こちらに来て学んだことの一つは、日露戦争というと、日本とロシアの戦争と思っていたが、それは間違いだということだ。実際、この203高地でも、日本側の犠牲者は7500余名、ロシア側の犠牲者は6…

水師江営会見所(すいしえいかいけんしょ)を訪れる

旅順は、日清戦争、日露戦争と切っても切れない地域である。 水師江会見所とは、乃木大将とステッセル将軍が旅順開城の交渉をおこなった場所であり、敗戦の将校・ステッセル将軍が乃木大将に馬を贈った場所である。 水師江会見所は、万忠墓と違って、日本人…

万忠墓を訪れる

その旅順口に万忠墓がある。 万忠墓は、日本人観光客がなかなか来れないところだ。 ここには、日清戦争で、日本軍に虐殺された市民や兵士が眠っている。館内では資料見学をおこなうが、館内での写真撮影は禁止である。表記は中国語以外見当たらないような印…

宿泊は旧ヤマトホテル

遼寧省は日本から近いから、到着当日から結構動ける。あちこちフィールドワークをしたら、お腹が空いてきた。 昼は機内食だったが、今日の夕食から中華料理が始まる。その意味で、今回の旅は中華料理の旅でもある。 中国四大料理といえば、北京、上海、四川…

大連港へ

大連港を訪れる。 歴史のある大連には、「大連市重点保護建築」というプレートのついた建物が少なくない。いま訪れている大連港にもそうした歴史的な建物がある。 わたしは戦後の生まれで、完璧に平和憲法の下で育ったから、子どもの頃より戦争の面影はほと…

満鉄の本社跡へ

次に旧満州・満鉄関連施設で、満鉄の本社跡を訪れる。 大連は、「満州」への玄関口であり、この大連に満州鉄道の本社があった。当時、大連には、満鉄関係者がたくさん住んでいたという。当時、日本人の師弟が通う学校もたくさんあり、その子どもたちの親は、…

大連図書館日本文献資料館へ

次に向かったのは、大連図書館分館だ。 この大連図書館魯迅路の分館には、日本に関する文献がそろっているようだが、市民の図書館にもなっている。自然科学や社会科学といっしょに、一般の雑誌を閲覧している大連市民がいた。

まずは南山へ

さて、大連到着後、まず専用車で向かう先は南山である。 いま大連に着いて南山を一番に訪れる日本人観光客はめったにいないだろう。実際、ガイドの王さんも南山は何もないところですという。 ここは、大連の南にある小高い山で、市街が一望できる見晴らしの…

成田から大連へ

午前出発の便で、時間にして2時間30分くらい。日本と中国との時差は1時間。赤道を越えないから、季節が変わることもない。 私がこれまで訪れた英語圏は実に遠い。それからすると、当たり前のことだがアジア、とくに今回の遼寧省は近いということだ。しかし…

初めての中国

忙しい教師生活は夏休みといっても忙しい。それでも夏期研修や自分で組んだ旅がこれまで夏休みの時期におこなえたことも事実である。 それで、自分で旅を組むとなれば、自己研修もかねて、これまでイギリス以外の英語圏*1を中心に回ってきた。「イギリス以外…

ジャズドラマーのMax Roachが亡くなった

飛び切りのジャズファンということではないのだけれど、モダンジャズは一時期よく聞いた。 ジャズは、一人ひとりの音楽家が独立しソロ演奏でもいけるし、なおかつ、集団で一緒に共演できるところが面白い。 リーダーアルバムで、ジョンコルトレーン、マイル…

猛暑の中、ポタリングで大汗をかく

日本列島は猛暑だが、ポタリングに出かけた。 隣町へ行くときはいつも中側の内陸側の山道を抜けていくのだが、初めて今日は海岸道路を選んで行ってみた。海岸道路といっても山越えがある。その海岸道路を上る際に、自動車道路のトンネルを通過しなければなら…

浦山桐郎監督の「キューポラのある町」を観た

鋳物工場が林立する川口の町を舞台に、社会の逆境に負けず、たくましく生きていく少年少女を描いた名作「キューポラのある街 [DVD]」を久しぶりに見た。 早船ちよ原作、今村昌平・浦山桐郎脚本、浦山桐郎監督の1962年製作の映画だ。 役者陣では、父親役の東…

小林正樹監督の映画「人間の條件」を第四部まで観た

小林正樹監督による「人間の條件DVD-BOX」を見た。否、正確に言うと、見ている途中だ。全部で9時間半ともいわれ、あまりにも長いこの映画をはじめて第四部まで観た。 ということで、まだ最後まで観ていないのだが、映画「人間の條件DVD-BOX」は、日本映画史…

Freedom riderなのか、Freedom writerなのか

Wednesday Morning, 3 AM そこで、もう一度、あちこちインターネット上で歌詞を調べてみたら、Songfacts.comという興味深いサイトを発見した。というのも、このサイトでは、私の想定通り、Freedom riderの説が有力だからだ。また、その理由も私が考えている…

Paul Simonの"He Was My Brother"(1964)

昨日、映画「フリーダムライターズ」から、公民権運動のフリーダムライダーズの話を書いた。 そういえば、ポールサイモンにフリーダムライダーのことを歌った唄He Was My Brotherがあったはずと思って、インターネットの検索エンジンで、「He was my brother…

映画「フリーダムライターズ」を見た

原題のフリーダムライターズ(The Freedom Writers Diary)のフリーダムライターズ(Freedom Writers)は、もちろん、公民権運動時代のフリーダムライダーズ(Freedom Riders)のもじりである。 フリーダムライダーズは、アメリカ合州国史、とりわけ公民権運動史に…

神奈川選挙区自民党当選者の秘書ら、日当買収容疑で逮捕

先の参議院選挙で、選挙違反が報じられている。asahi.comから。 参議院選挙で、「政治とカネ」の問題が争点であったにもかかわらず、自民党の責任は大きい。 自民・小林温氏陣営の出納責任者、日当買収容疑で逮捕 2007年08月07日22時41分 7月の参院選神奈川…

スティーヴン・オカザキ監督の映画「ヒロシマナガサキ」を観てきた

スティーヴン・オカザキ監督の映画「ヒロシマナガサキ」を観てきた*1。 この記録映画を全ての人間に推薦する。 62年前の今日8月6日、広島に、そして8月9日には長崎に、人類史上はじめて原子爆弾が投下され、何十万という尊い命が奪われた。事実、1945年の12…

山本薩夫監督の「戦争と人間」三部作を見た

1970年から1973年にかけて製作された五味川純平原作、山本薩夫監督による映画「人間の條件DVD-BOX」三部作を私は、おそらくリアルタイムで観ているが、今回あらためて一挙に三部作を見てみた。 初めて見たとき、とても印象深く思ったのだが、あの戦争がいか…

酷暑の下でのポタリングは厳しいがまた楽し

私のBD-3 は、サドルが白のサンマルコ。ペダルには、トゥークリップとストラップがつけてある。 このBD-3には、標準でエラストマーというものがついている。このエラストマーとは、振動緩衝のためのプラスチックゴムのような奴で硬さが色によって違っている…

毎日新聞で、社保庁職員による年金着服問題が報じられている

毎日新聞で社保庁職員による年金着服問題が報じられている。これが事実だとすれば、由々しき問題だ。国民の怒りはおさまらないだろう。 <社保庁職員>年金着服1億3千万円 24人が12年間で 8月3日3時6分配信 毎日新聞 社会保険庁職員らが年金保険料など…

イラク戦争なんかやっている場合か

すでに報道されているが、CNNなどを見ていると、ミネアポリスの橋崩壊事故によって、ブッシュ政権への国民の怒りが渦巻いていることがわかる。 あのハリケーンカトリーナの場合は、天災と人災という性格を合わせもち、ブッシュ政権への批判が沸き起こったが…

ニッポン人脈記で田中正造が紹介されていた

足尾銅山の鉱毒被害者問題で天皇に直訴をした公害運動の日本のパイオニアと言われている田中正造が朝日新聞の夕刊に紹介されている。 田中正造の生涯を描いた記録映画「赤貧洗うがごとき」も昨年作られて自主上映されているという。 市民による自主的な市民…

沖縄の歴史と瀬長亀次郎の生き方

8月1日放送のNHK番組「その時歴史が動いた」を観た。 今回の番組は、「忘れられた島の闘い 〜沖縄返還への軌跡〜」という題名で、「その時」とは、1972年5月15日の沖縄復帰の日のことを指すのだが、平和と人権を求めて闘った瀬長亀次郎の話であった。 1945年…

赤城農林水産相、辞任

赤城農林水産相が辞任した。 以下はasahiから。 しかし、なんだか、さえないなぁ。 赤城農水相を更迭 安倍内閣、交代4人目 2007年08月01日12時20分 赤城徳彦農林水産相=衆院茨城1区選出=は1日、首相官邸に安倍首相を訪ね、自らの政治資金をめぐる問題を…

「慰安婦」決議に対する日本の反応

以下は、今日のIHTから。 “Abe has expressed sympathy for the former sex slaves. But he has consistently refused to acknowledge the military's role in directly forcing women into sex slavery despite historical evidence and the testimony of m…