Paul Simon

Freedom riderなのか、Freedom writerなのか

Wednesday Morning, 3 AM そこで、もう一度、あちこちインターネット上で歌詞を調べてみたら、Songfacts.comという興味深いサイトを発見した。というのも、このサイトでは、私の想定通り、Freedom riderの説が有力だからだ。また、その理由も私が考えている…

Paul Simonの"He Was My Brother"(1964)

昨日、映画「フリーダムライターズ」から、公民権運動のフリーダムライダーズの話を書いた。 そういえば、ポールサイモンにフリーダムライダーのことを歌った唄He Was My Brotherがあったはずと思って、インターネットの検索エンジンで、「He was my brother…

アルバム"Paul Simon"の"Congratulations"(1972)

Patrick Humphriesの書いた本によれば、アルバムPaul Simonの最後の曲、Congratulationsは、Little Anthony & the Imperialsの1958年のヒット曲”Tears On My Pillow”から拝借しているという。 このヒット曲の歌詞を調べてみたら、どうやら”Love is not a gad…

アルバム"Paul Simon"の"Peace Like A River"(1972)

Patrick Humphriesの”Paul Simon still crazy after all these years”の中で、’Peace Like A River’について次のように書かれている。 “‘Peace Like A River’ recalls ‘The Only Living Boy in New York’, but can now be appreciated as a trailer for ‘Ame…

アルバム"Paul Simon"の中の"Run That Body Down"(1972)

アルバムPaul Simonの中のRun That Body Downは、結婚など、ポールサイモンの自叙伝的な内容を含んでいるようだ。 How long you think that you can run that body down? How many nights you think that you can do what you been doin’ どれくらい長く身体…

アルバム"Paul Simon"の中のMe and Julio Down by the Schoolyard(1972)

“Me and Julio Down by the Schoolyard”は、歌詞のもっていき方、演出の仕方が、Randy Newmanの”Mama Told Me Not To Come”のような唄だ。 「法律違反だ それは法律違反だった ママが見たもの それは法律違反だった」(It’s against the law It was against t…

アルバム"Paul Simon"の中のStephane Grappelli

ジャンゴラインハルトとともに演奏した経歴をもつStephane Grappelliの演奏がアルバムPaul Simonに収められている。Hobo's Bluesという一曲だ。 もちろん彼がヴァイオリンを弾き、Paul Simonがギターでリズムを刻んでいる。演奏としてはステファン・グラッペ…

"Paul Simon"の "Duncan"(1972) という唄

Patrick Humphries の ’Paul Simon still crazy after all these years’を読んでいて、アルバムPaul Simonの二曲目『ダンカン』について次のようにあった。 Originally planned as the title track, ‘Duncan’ was another striking song, which again displa…

Paul Simonによる"Paul Simon"(1972)というアルバム

これはPatrick Humphriesの”Paul Simon still crazy after all these years”に書いてあったことで、先日読んだばかりなのだが、Paul Simonというアルバムのテーマは死から逃れることはできないという運命だ。 The album’s opening track and first single, ‘…

Paul Simonのソロ一枚目"Paul Simon"(1972)

Paul Simonのソロアルバムの中での私のお薦めの一枚は1972年のPaul Simonだ。 これは、S&Gが解散してからポールサイモンのソロ第一弾であり、Robert ChristgauがそのRecord Guideでかつて次のように書いたことが印象的だった。 I've been saying nasty thing…

Paul SimonのGraceland African Concertを観た

すでに数日前のことだが、Paul SimonのGraceland The African ConcertをDVDで観た。 いつもながら、Paul Simonが、ライブパフォーマーというよりはスタジオで力を発揮するタイプであることを再認識した。Paul Simonの歌が聞きたいのなら、ライブのDVDよりもG…

Paul Simon Still Crazy After All These Yearsを読んだ

Patrick HumphriesのPaul Simon Still Crazy After All These Yearsを読んだ。 これを読んでPaul Simonのことがよく理解できた気がした。 中流階層のユダヤ系の家に生まれ育ち、疎外がテーマの歌をつくり、ライブコンサートよりもスタジオにこもって音作りに…

DVDのメイキングオブグレイスランドを観た

DVDでメイキングオブグレイスランドを見た。Gracelandというアルバムの制作過程がよくわかるDVDで、とても面白い。 You Can Call Me Alのビデオクリップも面白かったが、Saturday Night LiveでのLadysmith Black MambazoとのDiamonds On the Soles of Her Sh…

GracelandのCDを買った

Graceland 当時アパルトヘイト状況下にあった南アフリカの音楽家たちとの交流を通じて作り上げたという点で1986年に話題になり、物議をかもし出したPaul SimonのGracelandを初めて買って聞いてみた。 Graceland、Diamonds On the Soles Of Her Shoes、You Ca…

Anybody care what I say? No!

I’m painting my hair the color of mud, mud okay? I’m tired, tired. 自分の髪の毛を泥色に塗っているけど、泥色でいい? あぁ、疲れた、疲れた Anybody care what I say? No! I’m painting my hair the color of mud. 誰か、俺の言うことを気にしてくれる…

「サプライズ」の3曲目"Outrageous"(2006)

ポール=サイモンの新譜「サプライズ」の三曲目。 題名のOutrageousだが、「言語道断の」、「理不尽な」、「とんでもない」という意味で、Outrageousの冒頭は、次のような歌詞で始まる。 It’s outrageous to line your pockets off the misery of the poor …

「サプライズ」の2曲目"Everything About It Is A Love Song"(2006)

一曲目と、うって変わって、二曲目は、ゆったりとしたメロディで始まり、次のように歌われる。 Locked in a struggle for the right combination---of words in a melody line, I took a walk along the riverbank of my imagination Golden clouds were shu…

「私以上に娘を愛した父親はいないのだから」(「父と娘」)

Surprise 一方、「サプライズ」(Surprise)の最後を飾るFather and Daughterは、明るく楽しい曲だ。アルバム全体を通じて、ようやく少し明るい曲想の登場と言ってもいいかもしれない。 ドラムスがやたらと元気がいい。ベース音もはじけている。 質問が多く、…

「サプライズ」の一曲目「どうしたら、北東部に住んでいられるの?」(2006)

Surprise 一曲目のHow Can You Live In the Northeast?は、アルバムの基調ともいうべき暗く不安な気持ちにさせられるギター音が奏でられてから、次のように唄が始まる。 We heard the fireworks Rushed out to watch the sky Happy go lucky Fourth of July …

ポール・サイモンの新譜「サプライズ」(2006年)を聞いた

ポール=サイモン(Paul Simon)の新譜「サプライズ」(Surprise)が我が家に届いたので、早速、iPodに入れて聞いている。 ブライアン=イーノ(Brian Eno)とのコラボレーションということで、音としては、ポール=サイモンの音にブライアン=イーノの音が加わり…

ポール・サイモンの新譜「サプライズ」(2006年)

Surprise ポール=サイモン(Paul Simon)が6年ぶりに新譜”Surprise”を発表するとIHTで紹介されていた。 ポール=サイモンもすでに64歳。 「「サプライズ」(Surprise)は、解答を与えるよりも質問をすることに焦点があたっているアルバムで、「唄はちょっと捕…

Come on, take me to the Mardi Gras

例のハリケーンのカトリーナの大暴れで、イラクに派兵なんかしている場合じゃなかったと国内の治安問題に気づかされた大事件の後遺症はまだまだ残っているけれど*1、今朝のCNNで、日曜日のニューオーリンズ*2が映し出され、Mardi Gras celebrations in full …

ハモーサの古本屋

ハモーサビーチの中心街には、結構いろいろな店がある。 ハモーサには、古本屋まであった。本好きの私としては、当然、寄ってみることになる。 この本屋で「日系アメリカ人に対する差別関連を扱った本はありませんか」と聞くと、店主が「日系アメリカ人には…

高校選択講座の教材として使うアルバムや唄の候補を考える

高校選択講座の教材として使うアルバムや唄の候補を考える。 アーティストでは、以下のアーティストのものがおもしろいと思うのだけれど。 Stevie Wonder Bob Dylan / The Band Randy Newman John Lennon / The Beatles Neil Young Bruce Springsteen Carole…

Paul Simon や James Taylor、Jackson Browne で英語を学ぶ

"Paul Simon" Paul Simon (1972) "Run That Body Down", "Armistice Day", Paranoia Blues"。 "Congratulation" は Divorce の唄。 "There Goes Rhymin' Simon" Paul Simon (1973) "Kodachrome", "Tenderness", "Take Me To the Mardi Gras", "Something So …

Paul Simon の"There Goes Rhymin' Simon" (1973)はわかりやすくよいアルバムだ

"Elton John & John Lennon Live"のレコード盤を買う。 There Goes Rhymin' Simon (1973) レコードを聞く時間をつくる。 Paul Simon の"There Goes Rhymin' Simon" (1973)は英語の歌詞としてもわかりやすいアルバムだ。そして聞きやすいよいアルバムだ。 Gor…